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2025年3月13日 第23回 若草賞土古記念(SP1) 牝馬オープンサラ系4歳以上 別定 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 適距離で見直す ラヴィアン
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
2日目のメインは4歳以上牝馬による若草賞土古記念。GDJ2025の古馬春シーズンの第4戦目に位置付けられて、今年も全国(浦和1頭、大井1頭、兵庫2頭、高知1頭)から5頭の猛者が集結。迎え撃つ地元馬も昨年1番人気で4着に敗れたセブンカラーズが雪辱を期して抜かりない仕上げで臨む。好メンバーが揃い、徐々に春めいてナイター開催でも観戦には無理がない気候になってきた。是非とも競馬場に脚を運んで楽しんでいただきたい。
地元記者としては心情的にはセブンカラーズに頑張って欲しいが、手応え十分に直線に向きながら差し込みを許した前走のブルーリボンマイルに不満が残った。結果論だが、笠松の短い直線だし4角手前で動ける時に引き離してしまえば違ったかも。とはいえ、今度は直線の長い地元に替わる。やはり追い比べになっての甘さが気掛かりなので次位とした。代わって本命視したのは兵庫のラヴィアン。(12210)とまだ底を見せていないし、前走のレース映像を見る限りは勝った馬がうまく乗ったし、距離適性の差が出た格好。大半が下級条件の戦績だけにこの辺りの距離に良績が多いのは当然だろうが、実際に1400~1600mがベストと陣営のコメントもある。兵庫代表馬は名古屋でよく激走するので、馬券はこの馬から入りたい。実績的には東京2歳優駿牝馬、ロジータ記念の2つの重賞勝ちがあるローリエフレイバーだが、今期初出走になるし、1500mへの対応も鍵になりそう。単穴にとどめたい。高知のアンティキティラは名古屋コースは好相性で、6歳でも大きな衰えはなさそう。発馬を決めてすんなり主導権を握れば怖いが、今の名古屋はスローならともかく、適度に流れれば目標になる不利の方が大きい印象で。勝ち切るまではどうか。一方で、浦和のシトラルテミニは同じ南関東地区代表のローリエフレイバーとの対戦比較で分が悪い。その辺りは距離適性や遠征経験で補う可能性はあるが、岡部騎手が手綱を取るし人気に支持されるようなら押さえにとどめるのも馬券作戦か。密かに期待するのはもう1頭の兵庫代表のプリムロゼ。まだB2、B1を連勝したばかりだが、ここに向けて意欲的な追い切りを消化。昨年の東海クイーンカップ5着当時とは違った走りが見られそう。突き抜けるまでは至難の業だろうが、そのぶん配当妙味がある。一票投じたい。
◎(4)ラヴィアン…3歳5月とデビューは遅れたが、休養を挟みつつ8連勝。その後も順調に勝ち進んで、14戦目にして重賞・コウノトリ賞を制した。初めての遠征競馬となった前走の高知・ラジーナジンヴェルノ賞では勝ち馬の勝負駆けに遭って3着。直線で粘りを欠いたのは距離適性の差が出ただけで、悲観するような内容ではなかったか。1400~1500mは走り慣れた距離で、遠征も2度目になる。巻き返しは必至だ。
○(7)セブンカラーズ…デビューから無傷の8連勝で東海ダービー(現・東海優駿)を制して、9連勝で迎えた昨年のこのレースで4着に敗退。他地区強豪の洗礼を受けたが、金沢・お松の方賞で古馬重賞勝ち。休養を挟んで3連勝で迎えた前走の笠松・ブルーリボンマイルは3角先頭から直線に向くまで追い出しを我慢したが、勝ち馬の決め手に屈して2着止まり。ただ、中間も好馬力を発しており、昨年の雪辱を誓う。
▲(2)ローリエフレイバー…大井デビューで2戦目から4連勝で大井・東京2歳優駿牝馬を制した俊英。3歳時は7戦して(1105)と伸び悩んだ格好だが、それでも春には大井・東京プリンセス賞2着(タイム差なし)、秋には川崎・ロジータ記念を制して存在感は示した。ここに入れば実績的には上位の存在。ここ目標に仕上げも順調と聞くし、1500mあれば不足はない? 鞍上の野畑騎手も当地2度目で要注目だ。
△(8)プリムロゼ…(3400)の成績で臨んだ昨春の当地東海クイーンカップでは2番人気ながら5着止まり。その後も園田・のじぎく賞3着、園田オータムトロフィー2着と重賞ではあと一歩届かず。一般編入でB2からスタートすると、3戦目で逃げて7馬身差の圧勝を飾り、B1では出遅れながらもしっかりと差して一皮むけた勝ちっぷり。この中間は意欲的な調教を消化して一発狙っている。格下と侮るなかれ。
×(5)アンティキティラ…旧コース、3歳限定時代の若草賞を勝ち、同年の新コースで秋の鞍も勝っている。その後も秋桜賞には2年連続で出走して2着、6着と名古屋は好相性。勝ち鞍は昨年8月の金沢・読売レディス杯以降ないが、前走も出遅れず前々で運べていたらいま少しやれたかという内容だった。叩き3走目のローテになるし、この組み合わせなら先手も可能。道中でうまく息が入れば際どく粘っていい。
×(12)シトラルテミニ…道営時から遠征には積極的で、園田プリンセスカップ2着、金沢シンデレラカップ1着、笠松・ラブミーチャン記念2着と活躍。南関東に転じてからは準重賞・桃花賞、サルビアカップとトライアルレースをモノにしたが、本番の浦和・桜花賞4着、川崎・ロジータ記念7着と振るわず。大井のローリエフレイバーとの対戦では分が悪い印象だが、距離適性や遠征経験で補えないか。軽視は不可だ。
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