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2025年2月12日 第50回 スプリングカップ(SP1)3歳 オープンサラ系3歳 別定 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 高知の刺客 リケアカプチーノ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
3日目のメインは西日本地区交流、3歳オープンで行われる第50回スプリングカップ。他地区遠征馬は3頭(佐賀・エムティピース、高知・リケアカプチーノ、兵庫・キングスピカ)のみだが、一線級と呼べる馬が来てくれたのでレースが盛り上がることだろう。迎え撃つ地元馬もページェント(ライデンリーダー記念、ゴールドジュニア)、エバーシンス(ラブミーチャン記念)の重賞勝ち馬2頭が出走。まずまずの布陣で臨めそうだ。本命視するのはリケアカプチーノ。昨今の高知所属馬のパフォーマンスを考えると、注目せざるを得ない。デビュー戦から赤岡騎手が手綱を取っているのもこの馬に対する期待値の表れだろうし、6戦パーフェクト連対と馬券ファンには頼もしい存在だ。距離の不安はなく、自在性があって展開も不問。長距離輸送による極端なイレ込みさえなければ。その辺りは当日のパドック気配を注視したい。落ち着いて臨めれば勝利に一番近い馬だろう。遠征馬で言えば、兵庫・キングスピカも要注意の存在だ。初勝利まで4戦を要したが、課題を1つクリアした後はネクストスター園田3着、認定戦1着、園田ジュニアカップ2着と軌道に乗ってきた様子。目の上の瘤(オケマル)のいないここは陣営としても力が入るところだろう。もう1頭の佐賀・エムティピースは戦績面から若干の見劣りは否めない。アウェーの不利を考慮すれば、ここは経験を積む場と捉えるのが正解かも。迎え撃つ地元馬ではやはりページェントだ。先週の笠松・ゴールドジュニアを勝って連闘策を敢行するとは正直意外だが、それだけレースのダメージも少なく、目下絶好調とも言える出来にあるからのようだ。目に見えない疲れは気になるところだが、それさえなければ。あとは発馬を五分に出れば強力遠征馬とも互角以上にやれていいはず。もう1頭の重賞勝ち馬エバーシンスも当然警戒しておかなければいけないが、1700mの距離に慣れてはきたが、ここがベスト距離ではなさそうだし、牝馬限定の梅桜賞で勝ち馬(セットクルール)以外に先着を許したのは少々不満が残る。ここは押さえまでにとどめたい。代わって評価を上げたのはアキヨシパワーとサンヨウテイオウ。新春ペガサスカップでは自らペースを作って撃沈したアキヨシパワーだが、ここはフークタオユエンに行かせて番手が可能。その形ならあわよくば残り目がないか。一方、サンヨウテイオウはゴールドウィング賞5着は見所十分で、新春ペガサスカップ6着は案外だったが、道中でうまくためが利けば前進があっても。人気も落ちそうだし穴目で一票投じたい。
◎(2)リケアカプチーノ…高知デビューで(4200)。新馬戦を勝ち、準重賞は2つモノにしている。重賞勝ちこそないが、ネクストスター高知で2着。これまで先着を許したのはドライブアウェイ(6戦5勝、兵庫クイーンセレクション)だけなのだから非の打ち所がない。逃げ、好位、差しと様々な脚質で勝ち鞍があるし、距離については1800mまで克服済み。初の遠征競馬さえこなせば重賞タイトルは目前だ。
○(5)ページェント…道営では(0120)ながら、当地初戦で認定戦を勝った。その後、勝ち鞍は笠松の重賞2つ(ライデンリーダー記念、ゴールドジュニア)だけだが、地元でも新春ペガサスカップで2歳王者カワテンマックスと0秒1差に肉薄。先週ゴールドジュニアを勝ったばかりで連闘策を敢行してきたのは驚きだが、ダメージも少なく目下絶好調といえる状態のようだ。発馬五分なら遠征馬たちを迎撃する。
▲(4)キングスピカ…初勝利まで4戦を要したが、認定戦をモノにしている。ネクストスター園田、園田ジュニアカップではオケマル(4戦4勝、重賞2勝)の後塵を拝したが、2走前には今回と同じ1700mで勝ち鞍がある。輸送を考慮してか最終追い切りは軽目にとどめたが、2月3日にしっかりと追われて問題ない仕上がり。地元のリーディング・岡部騎手を確保するなどここへ向けての本気度が伝わってくる。注目。
△(12)アキヨシパワー…道営1勝。距離が延びて頭角を現した馬らしく、当地へ移籍後も1700m中心のローテ。2走前の新春ペガサスカップは主戦が乗れず、果敢にハナを奪ったが3角で交わされてバッタリ止まる羽目に。ただ、続く3歳1組をきっちりとモノにして力のある所は示した。重賞級、しかも西日本地区交流でどうかだが、前走と同様に外からじんわりと運べれば粘り込んでいいか。勝つとは言わぬが連には。
×(7)サンヨウテイオウ…道営では(0021)。当地へ転じて素質が開花した馬(2歳1組を2勝)だが、重賞ではネクストスター名古屋8着、ゴールドウィング賞5着、ライデンリーダー記念10着、新春ペガサスカップ6着と善戦止まり。本質的に距離は長い方が向くのだが、現状は折り合い面に課題を抱えるぶん勝負所からのひと押しに欠ける嫌いがある。ただ、強敵相手にモマれた経験はどこかで生きるはずだ。
×(9)エバーシンス…当地デビューで初勝利に9戦を要した苦労人だが、返す刀で笠松へ出張したラブミーチャン記念で見事なまでの後方一気を決めて重賞初制覇。その後2戦は足踏みが続いたが、年が明けて新春ペガサスカップ3着、梅桜賞3着と着実に力を付けてきたことを印象付けた。岡部騎手が他地区の馬に乗るために細川騎手に替わるが、ライデンリーダー記念を打っこ抜いたコンビだ。大駆けがあって驚けぬ。
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