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2024年11月19日 第27回 金沢ヤングチャンピオン(レッドルゼル賞)2歳サラ系2歳 別定 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第12レース ネクストスター敗戦を糧に!エムティパルが巻き返す
"競馬カナザワ 大井 明洋"
石川テレビ杯、金沢シンデレラカップ、ネクストスター金沢、と行われた2歳重賞の最終決戦。第6回までは正月に行われていたが、2004年の第7回以降から12月上旬~11月下旬に実施。傾向としては、初距離でも関係なく、牡・牝有利不利はない。混戦の年に大荒れもあるが、近年は道営出身の好走率が高く、過去10年で8勝は偶然ではないだろう。さて今年だが、ネクストスターからの勢力図に大きな変化はないものの、1400mでイレギュラーな展開が明暗を分けた結果だった点、その後の推移を思うと、上位馬に決定的な差はないと断言できる。先行タイプが増える1700mを思うと、展開的にも最も手堅いのはネクストスターの覇者(3)ショウガマッタナシだろうが、中間の攻め内容も含め変化の余地が最も大きいのは道営1勝馬(1)エムティパル。前々走で完勝は紛れもない事実で◎はこちらに。同じく道営1勝・石川テレビ杯を完勝(4)ビバロジータも首位候補は確かだが、気性や距離を不安視して評価を少し落とす。むしろ一発快走があるなら上昇の牡馬(5)ダンナイ。素質は負けていない(6)ミヤギロードも上積みある臨戦過程で不気味。いずれにせよ展開が不透明な点で波乱要素は十分。取消明け(7)エムザックドリーム、快足(10)モカチャンの出方やペースによっては差し・追込台頭もあり得る。
◎は(1)エムティパル。転入初戦の石川テレビ杯完敗2着時は気性的に手探りで追い切りなし、控える競馬も初。態勢を整え直して離れ3番手から好時計差し切りの前々走で能力の高さを実証したが、前走ネクストスター金沢は内から思い切ってハナ主張後にビバロジータに来られてチグハグな競馬に。転入後一番の追い切り消化など、ここ2走以上に中間は攻めた調整で、課題のメンタル強化・1700m対策に取り組んだ。距離と展開はやってみないと分からないが、血統的には問題ないはずだ。
○は(3)ショウガマッタナシ。内外から行かれる展開にも動じず運んだ「完成度」「競馬センス」の高さがネクストスター金沢の勝因。展開が不透明な今回も、その点が大きな強味になりそう。小柄なりに馬体・フットワークは使いつつ強化されているし、距離延長を苦にする走りでもない。メンバー中、崩れる要素が最も少ないと言える。
▲は(5)ダンナイ。未完の牡馬が一戦毎に上昇。当初に見られた内ラチに寄っていく若さも解消に向かっており、以前より動きが良くなった追い切りも実戦に反映して前走を圧勝。他が距離延長を苦にするようなら、前々走ネクストスター金沢3着の1秒0差(2着とは0秒7差)を覆す可能性も十分ある。
△は(4)ビバロジータ。道営でフレッシュチャレンジ勝ち、逃げてエムティパルとショウガマッタナシに3馬身差完勝の石川テレビ杯を見ても能力の高さは正真正銘。追い切りも促されて動いていたり、ゲート駐立が悪かったりと、気性的な課題が大一番の前走ネクストスター金沢で出てしまったが、むしろ馬体はパワーアップ中。落ち着いて発馬と道中をクリアして先行馬増と距離延長を克服できるか、その点に尽きる。
注は(6)ミヤギロード。軌道修正成功で素質に見合う走りの連勝で臨んだネクストスター金沢は一線級に及ばなかった4着だったが、まだ目一杯の仕上げ・態勢ではなかったのは確か。攻めを強化して臨む今回は更に走り上昇が見込めるし、短距離血統でもない。好戦しても全く不思議ない。
穴は(11)オンリーモーガン。ビバロジータやエムティパルと同じ道営1勝馬。まだ体に見合った肉付きや力強さではなく、気性的な幼さも目立ってレース運びが難しい分で前走はダンナイに完敗したが、慣れや改善があれば転入後2走以上の能力発揮も可能。距離にも泣かない血統とレースぶり、展開が乱れると浮上十分。
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