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2024年6月23日 第11回 加賀友禅賞(カレンブラックヒル賞)3歳 牝馬サラ系3歳 別定 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第11レース 牝馬戦では負けられない!リケアマロン
"競馬カナザワ 大井 明洋"
1コーナーまでの距離が短い1300mを多頭数で争うと展開的に波乱の要素は大きく1番人気は0勝だったが、2019年の第6回から1400mに変更後は5年連続1番人気が勝利中。それもそのはず、11月に延期の一昨年以外の勝ち馬はダービー馬。ただ、8月実施から昨年この時期に移動。石川優駿(昨年まで石川ダービー)から中1週の日程となってローテーション的に過去の傾向はあまり参考にならなくなったが、春の重賞戦線で好走した馬が優位に立つのは間違いない。今年は石川優駿から連戦は2頭だけ。一冠目の北日本新聞杯勝ち、石川優駿2着の(2)リケアマロンが優勢は揺るぎない状況。レースの鍵を握るのは勝ち上がってきて重賞初参戦(4)シャトルトウショウ、(1)プレストマーヴェルの2頭。未対戦というのは魅力と言えるし、適性のある距離で戦える点でも要注目。もう一つの焦点は復調気配ある素質馬(10)トルピードの走り。こちらは自在に立ち回れる強味もある。今回の方が臨戦過程がいい(9)エムティトップも圏内。前がかりの流れなど極端な展開になる可能性も十分あり、伏兵の3着台頭も考えておきたい。
◎は(2)リケアマロン。速い流れを自ら動いて早目先頭の石川優駿。未対戦のライバルを封じる最善の策と名手が判断、3~4コーナーではうまくいったかに思えたが、ナミダノキスにそれを上回る末脚を使われては脱帽の2着。歴代勝ち馬より1秒以上速い走破タイムで走っているのだからハイレベルは疑いないもの。その疲れが残っていないかだけが焦点となるが、中間気配を見る限り維持している模様。距離・展開も不問という点でも、崩れる要素が見当たらない。
○は(4)シャトルトウショウ。3月以来で良化途上の毛ヅヤ、手探りの調整だった転入初戦を楽々と好時計勝ち。見た目と出脚が良くなった前走も完勝。当地で素質開花の印象あり、追い切り強化の今回は更なる上昇も見込める。JRA時の新馬4着の内容などを思えば同じ未勝利から転入リケアマロンを上回っても不思議ないくらい。気性や制御の面で楽観はできないものの、スンナリ先行なら逆転まであり得ると見る○印だ。
▲は(10)トルピード。昨年の重賞ヤングチャンピオンでは1番人気に推されたほど。当時4着の結果は未完成ゆえ中1週続きも応えたし、秀逸な当初3連勝は正真正銘、素質は世代屈指。今春3戦は展開も噛み合わず足踏みも、メンバー的に当然とはいえ前走快勝、再度1開催パスしてここに照準、今度はしっかり追い切りも消化。馬体増で当日を迎えてロスのない立ち回りができたら好レース必至。
△は(1)プレストマーヴェル。2歳時は道営で新馬勝ち(1000m・好位)、遠征した盛岡プリンセスCも3着。能力は疑いない戦績。兵庫重賞5着後に休養しての転入だったが、攻めが軽すぎた前々走を叩いての前走逃げ圧勝が真の走力で、その勝ちっぷりと時計ならここでも楽しみ。中間は更に上昇ムード。あとは当日の落ち着きと先行争いにうまく対処できるかに尽きる。
注は(9)エムティトップ。昨年のヤングチャンピオンと北日本新聞杯5着止まり、見た目にも細化している今春の馬体減は、テンション高い気性面も影響。ただ、回復重視の前走・石川優駿と違って中1週でも加減せず追い切って臨むし、差す脚もあるノトキリシマ賞2着馬。本質的にこの距離の方が向くはずで、当日400キロ台なら浮上十分。
穴は(3)バージンエスパー。普通なら失速する前半ハイラップでも2着に粘った1700mの前走で「逃げてこそ」を再認識。テンション高い気性で兵庫での好走も820m。本質的には距離短縮歓迎。今回の方が展開は厳しくなるはずだが、ポンと逃げに持ち込めると怖さはある。
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