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2024年6月12日   アンドロメダ座特別B1サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第12レース   粗削りだが能力秘める オストファーレン
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg 初日のメインはB1組で行われるアンドロメダ座特別。B級としては滅多に施行されない2000mが舞台ながら希望出走馬1頭を含む12頭のフルゲートとなったのはレースを楽しむうえでは喜ばしい限りだが、予想の方は難解極まりない。というのも、普段行われる1500や1700mであれば当然対戦経験もあるし、時計比較もしやすく、結論を導き出しやすいからだ。メンバー中で2000mに出走経験のある馬は僅かに3頭のみ。もちろん当地でのレースぶりや過去の戦績から距離適性を思案するのだが、正直確信を持って推奨することはできない。冒頭から言い訳から入るのは自信のなさの表れだが…。あれこれ迷った挙句、本命視したのはオストファーレン。やはり4走前に同舞台を克服済みなのは強調すべき材料で、この時は前後半が51秒2-55秒5という乱ペース。C1組ながら奥深さを感じさせる内容だったからだ。とはいえ、この馬は気性的に危うさがあり、砂を被ったりすると前に進んでいかない面がある。その辺りを考慮してここ2走はロスを承知で外々を立ち回っているのだ。B級の勝ち組戦で同様の競馬ができるのかは正直丁半博打だが、やはり勝つ可能性を重視した。一方で、馬券的にはある程度の確実性も欲しいところ。2000mの距離を求めて希望出走してきたドゥヴァンスマンのようなスタミナ型は追える塚本騎手がぴったりだ。そして、展開面で鍵を握るのはメイマックス。大半の馬が未知数の距離で、典型的な逃げ馬も不在とくれば、先行タイプを駆る岡部騎手が馬群を牽引することに。距離に不安は抱えているが、マイペースに持ち込んで前半をうまくごまかすことができれば、そのまま押し切りまで描けそう。前述3頭を1着目にして、ここにきての成長著しい相手なりタイプのレアリーゼを2着目に加え、インジェニアスの今井騎手、オンワードセルフの宮下騎手とひと脚には鋭いモノがある伏兵を3着目にしたフォーメーションで組み合わせの妙を狙ってみるのはどうか。

◎(9)オストファーレン…メンバー中で唯一2000mで勝ち鞍があるのは大きな強み。B級に昇格後は7→3→1着と着実に上昇カーブを描いており、枠なりで外々を回ってねじ伏せるように差し切った前走が強いの一語。とはいえ、勝ち組戦で大味な競馬をして同様の結果が得られるかは微妙なところ。やはりメイマックスを先にやり、切り返して番手に収まることが肝要か。道中でリズム良く運べば簡単には止まらない。

○(6)ドゥヴァンスマン…転入初戦のA7組で0秒5差3着としながら、B級に降格後も入着の域を出ないのは不満。やはり中央0勝ながら入着賞金を重ねたぶん条件的に分が悪いのかも。ただ、今回は待望の2000mだ。中央では芝ながら中長距離が主戦場だけに変わるとすれば今回しかないだろう。岡部騎手が他馬を選択したために塚本騎手に再度手綱が巡ってきたが、過去2戦は3、4着と相性は決して悪くない。

▲(10)メイマックス…中央では通算10戦して1桁着順(新馬戦7着)があるのみ。ただ当地では(8512)の高確率で、しかも掲示板を外したことは1度もない。角田調教師と岡部騎手の黄金コンビだけにそれも納得だが、1700mでも若干長いかという印象の馬で、未知の領域となる2000mでどうか。ただし、そこはリーディングの手腕が頼り。先手を奪って巧妙なペースに持ち込めば、そのまま粘り込んで不思議ない。

△(12)レアリーゼ…昨年10月に当地へ転じて、2月の末、9戦目にして初勝利を挙げた。ただし、勝利の味を覚えたかそれ以降は(3201)の快進撃ですっかり別馬のよう。時計的にも1500mで36秒前後をコンスタントだから優秀だ。主戦が他馬を選択したために加藤聡騎手に委ねられたが、特段癖もなさそうだし能力発揮に支障はないだろう。メイマックスの番手に収まれば持ち味である相手なりが生きそうだ。

×(5)インジェニアス…放牧明けで3カ月ぶりの実戦のせいか、勝負所で前との差を詰められず、直線で際どく迫ったが0秒1差及ばず。それでも、B級に降りれば力上位は証明できたし、叩いた次走こそはと思わせる内容だった。ただし、2000mの距離が向くかどうかはやってみないと正直分からない。サッと時計になるケイコを消化できたし反動らしきものはなさそうだが、過度の信頼は避けた方が賢明かも。

×(3)オンワードセルフ…通算(33560)で、道悪は(02116)だから、梅雨が近づくこの季節は苦手か。とはいえ、3走前には重馬場で2着するなどそんなにナーバスに考える必要はないかも。中央2勝はともに大井の交流戦で地方馬場は合いそうな感触。脚質に自在性があって鞍上の意のままに動けるし、警戒は怠れない。そういう意味ではペース判断に狂いがない宮下騎手は適任。着順が1つ上がれば好配当も。

おすすめ買い目

馬単 9→6 6→9 9→10 10→9 9→12 12→9 9→5 9→3

 

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