Odds Park 競馬

　１月３日のメインレースは伝統のハンデ重賞の第66回新春賞。残念ながらフルゲートとはならなかったが近走好調馬が揃った。そんななか本命は(７)ナムラタタ。前走のＪＲＡ交流戦では強い内容での勝利。55キロと手頃な斤量も魅力。重賞初制覇も見えてきた。相手候補は前走の園田金盃で大接戦を演じた(５)ツムタイザンと前走以上のパフォーマンスが期待できる(11)アラジンバローズの２頭。他には前走で復活の兆しが見えた昨年の覇者(３)アキュートガールや巻き返しが可能な(６)エイシンビッグボスが続く。

◎　(７)ナムラタタ…前走は園田金盃を使いたかったが補欠３番手で出走が叶わなかった。そこで同日に行われたＪＲＡ交流の揖保川特別に出走。道中は好位で追走し、４コーナー手前で仕掛けられると鋭く反応し４コーナー過ぎに先頭。直線でも後続を寄せ付けず快勝。重賞出走が叶わなかった悔しさを晴らす結果となった。昨年は六甲盃５着、摂津盃４着、姫山菊花賞５着と中距離の重賞で安定した走りができている。あと一歩足りない印象も否めないが、そこはハンデ斤量の55キロでカバーができそう。前走のようにスムーズに好位で競馬ができれば待望の重賞制覇も夢ではないだろう。

〇　(５)ツムタイザン…昨年は摂津盃で復活の重賞勝利をあげた。その後も平場のA1A2混合戦で58キロの斤量を背負って快勝。そして前走の園田金盃では４コーナーで外に振られながらも鋭い末脚を発揮してスマイルミーシャにアタマ差の２着。今回は斤量が57.５キロと夏のハンデ重賞である摂津盃から比べると２キロ斤量が増えている。それでも前述通り58キロの斤量でも勝ち経験があるので問題は無いだろう。自分の能力を出せれば勝ち負けは必至だろう。

▲　(11)アラジンバローズ…転入初戦だった佐賀の鳥栖大賞を完勝。その後の東海菊花賞ではあまり伸びきれず２着と敗れてしまった。地元初見参となった前走のA1A2混合戦では淀みの無い流れでしっかりと折り合い、４コーナーで前で追い出されるとしっかりと反応をしていた。最後はサンビュートに迫られたが着差以上に余裕があったように映った。今回の新春賞を目標に順調の乗り込まれてきている模様。トップハンデの斤量だが前走と同じという点はこの馬にとって好材料。あとは前進気勢が強い馬なので道中の折り合いがカギになってくるだろう。

△　(３)アキュートガール…昨年の新春賞では２番手追走から３コーナー過ぎで先頭に立つと内から進出してきたエイシンナセルとの激しい叩き合いを制して５連勝で重賞初制覇。その後名古屋の梅見月杯で２着と好走をしたが４月以降は掲示板に載ることができないレースが続いた。尾林厩舎に転厩をして初戦の園田金盃では直線で鋭い末脚を発揮して４着と復活の兆しを見せる走りをしていた。昨年の新春賞は52キロで今年は54キロと斤量が２キロ増えている点がポイントになるが前走のような競馬ができれば一発あってもおかしくないし、昨年の大晦日に重賞を勝ち勢いに乗っている鴨宮騎手という点も侮れない。

△　(６)エイシンビッグボス…540キロを超えるパワフルな馬体と普段の調教で前進気勢が強い感じから短い距離を使われてきたがムラのある成績だった。９月の姫山菊花賞から中距離戦へシフトチェンジをすると大崩れがなく走れている。気性的に折り合いがカギになってくるが、スムーズに運べれば上位争いまで加わってきそうな存在。