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九州で唯一のＪＢＣ指定競走

当レースは九州で唯一のＪＢＣ指定競走になっている。 距離２０００ｍと言うことでＪＢＣクラシックを対象としているが ここから本番へ駒を進める馬が出てくるか、期待のかかるところである。

また当レースは11/15に佐賀で行われる九州大賞典（ＫＪ１）のトライアルとして位置付けられているが、 こちらの方がより現実的な選択肢かもしれない。 昨年の勝馬：テットウテツビ号は九州大賞典で３着に食込む健闘を見せているだけに、 今年も九州の長距離路線を見据えてここでの走りに注目していきたい。

登録メンバーを見渡すとタニノウィンザー、テイエムジカッドと言った 重賞の常連、Ａ級戦の争覇勢が名を連ねていて それを前年の覇者・テットウテツビが迎え撃つといった構図が見えてくる。 更にそこへ佐賀からの遠征組が加わって九州大賞典への切符を争うこととなる。

荒尾競馬の年度前半における重賞が１５００ｍを中心に行われていることを考えると ここは２０００ｍに伸びる距離への対応力が問われるところであろう。

２ハロン以上距離が変われば得手不得手が出てくるのも当然で 過去の実績や近走の出来ばかりでなく、血統面を含めた距離への適性が 勝馬を見つけ出すヒントになるのではないだろうか。

実績がモノを言うか、勢いが勝るか、ステイヤーの血が騒ぐか。 この一戦、様々な期待を込めて注目していきたい。