昨年度新設された２歳限定の重賞で、２歳馬たちにとっては初めての重賞競走です。今年から「未来優駿」の１つに加えられました。

まだまだ成長途上にある２歳馬同士の戦いのため、素質馬が実力の違いを見せ付ける派手な展開も予想されますが、そこはやはり若駒同士の短距離戦。走ってみるまで何がおこるか分からないという怖さもあります。

昨年は一番人気のアグリヤングが、人気に応えて強いレースを披露してくれました。

スタートと同時にサンサンサンキューとアグリヤングの２頭が並んで後続を突き放す展開。

サンサンサンキューが最終コーナーで脱落すると、後はアグリヤングの独走状態でした。

嬉勝則騎手が残り５０ｍで後ろを振り返って手を止めると、猛追してくるザビックサンサンに半馬身差を保ってゴールイン。

この勝利の後も、アグリヤングは同世代の福山の重賞を独占状態となり、まさに福山を背負って立つ存在になりました。

今年も未来の福山を担う新しい優駿の誕生なるか。期待のふくらむ若駒たちの一戦にご注目ください。