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7月8日　園田競馬★キャリーオーバー★：競馬専門紙の予想ブログ

　レース中に雨が降り続いた先週金曜日、不良馬場まで悪化した後半戦は極端な先行有利馬場と化した。前日の段階で全面に水が浮いている今週水曜開催も同じ傾向となりそうで、逃げ馬や内枠勢を中心に狙う。

　８R〈順当〉[６，３］
◎　アスピラール
　ムラ駆けではあるが、中央未勝利２着の実績や馬なり好時計の追い切りからも能力は相当。小回り向きの先行力も備えており、このメンバーなら先制まで可能だ。
○　カノヤパリティ
　他の内枠馬はみな格下。これなら労せず先団インから運ぶことが可能で、先週の傾向通りならこの位置からの差しが決まりやすい。

　９R〈上位拮抗〉［８，３，５］
◎　アアラヴァ
　３号馬との先陣争いがカギも、折り合いに不安がないため思い切って出していけるのはこちらの方。道悪馬場で逃げた際の好走率は極めて高い。
○　ケイティディライト
　まだ折り合いに課題は残るが、労せずとも前付けできる先行力あり。一連の走破時計から古馬戦でも力上位で、モマれさえしなければ連勝可。
▲　アナト
　外枠だった前走でも格好は付いたが、本質的には内々を立ち回る形がベスト。好位の内を確保できれば５走前の再現まで見込める。

　10R〈波乱含み〉［２，５，４，１］
◎　シホノキラメキ
　降級により強力な先行タイプが激減。このメンバーなら中団より前から運べる可能性が高く、加えてタメを作れる内枠なら差し切りまで十分。
○　ゴリョウサン
　３歳以降にマークした２勝はいずれも不良馬場でのもの。典型的な道悪巧者で、降級利も考慮すれば一変まであってもおかしくない。
▲　メイクアラッシュ
　２走前から本来の行き脚が戻り成績安定。同型不在で定量戻りともなればここも単騎逃げ濃厚で、前有利の馬場を最も味方に付けるのは本馬。
△　ワキノスウィフト
　ひと頃の堅実な伸びが最近は見られないが、それでも２走前以前の走破時計から図ればここでの力量上位は明白。最内枠も対応できるタイプ。

　11R〈三つ巴〉［２，12，５］
◎　ゼットパール
　前走は大きく出遅れた上に折り合いも欠き、完全にリズムを崩す格好に。後続に影をも踏ませなかった２～３走前の内容からも現級に止まる器ではなく、発馬さえ五分ならスンナリ反撃可。
○　パワーアッシュ
　後続に終始プレッシャーを受けながらも直線突き放した移籍初戦があまりに秀逸。控えて案外だった前走からも現状は行き切ってこそのタイプと思えるだけに、多少無理をしてでも出していける大外枠なら巻き返し必至。
▲　カリブメーカー
　これまで園田戦で繰り出した上がりラップはすべて脅威的な数字。既にＡ２級を制していることから力量上位は言うまでもなく、カギは休み明けと先行有利馬場への対応だけ。

　12R〈伏兵注意〉[７，４，２］
◎　ムーンコムレード
　強力逃げ馬を徹底マークしながら２着に踏ん張った前走が負けて強し。上級クラスで何度も好走していた実績馬の復調は本物で、ここはもう順番。
○　アイビーグラチア
　早めからの押し切りで勝ち上がったが、内枠であれば好位差しもできる馬。過去の実績からも昇級で頭を打つことはなく、逃げ争い激化で展開を味方にできれば出番。
▲　トゥリパ
　前走は相手にも恵まれただけに降級利は薄いものの、レースを使いつつ着実に粘りが出てきた点は素直に評価。内枠を利して主導権争いを制すことができれば押し切りまで。

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