「第9回ウィナーズカップ（GII）」が、3月20日からの4日間シリーズで伊東競輪場を舞台に開催される。ファンへの貢献度が高い1着回数の多い選手が選出され、いつもにも増して機動タイプ同士の激しいバトルが見られそうだ。

33バンクのスピードバトルを制して、今年初のGIIウィナーに輝くのは誰だ。シリーズの中心は、先の全日本選抜を制して、グランプリを含む全7冠制覇のグランプリスラムを達成した脇本雄太をおいてほかにはいない。

同県の寺崎浩平のまくりをあっさりと交わして優勝。もともとの機動力に加えて、番手でのスキルアップもあり、ビッグ連覇も難しくはない。

昨年末にグランプリを獲ったあとも高いレベルで安定している古性優作も互角。全日本選抜決勝では脇本と別線で7着に終わったが、ここは逆転も十分とみる。

郡司浩平、深谷知広は、今年ここまでともに記念を2V。岩本俊介、松井宏佑らがいて、近畿勢に対抗できる戦力を持ち合わせている。

S班の眞杉匠、平原康多を中心に佐々木悠葵、坂井洋、小林泰正らのいる関東勢も脅威。

清水裕友、松浦悠士に犬伏湧也、太田海也とそれぞれ力のある選手がそろった中四国勢や復調ムードの嘉永泰斗ら擁する九州勢も侮れない。さらには新山響平が引っ張る北日本勢には、今シリーズ、中野慎詞の出場もあり目が離せない。