弥彦競輪場を舞台に「第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（GI）」が、10月17日から始まる。パリ五輪戦士、5月に行われた全プロ競技大会の成績上位選手らに出場権が与えられる今大会は、競技に長けたスピード自慢が集結して見どころ満載だ。

昨年はこの寬仁親王牌が年間3度目のGI制覇となった古性優作が、今年も主役を担う。8月にオールスターを獲り、GI連覇と大会連覇が今シリーズにかかる古性は、共同通信社杯を準V。近況の動きも悪くなく、同地区の同じS班、脇本雄太や窓場千加頼と連係して別線を撃破しよう。

サマーナイトフェスティバル、共同通信社杯でGIIを連覇した眞杉匠が、地元の関東勢をリードする。平原康多、坂井洋らが勝ち上がり、層の厚いラインができあがるとおもしろい。

郡司浩平、北井佑季の今年のGI覇者2人にS班の深谷知広や松井宏佑らがいる南関勢も強力だ。

落車の影響が気がかりな清水裕友、近況は状態を上げている松浦悠士の中四国勢。S班2人を擁する北日本勢、さらに九州勢も侮れない。