伝統の東西対抗「第75回高松宮記念杯競輪（GI）」が、今年も岸和田競輪場を舞台に6日間のシリーズで6月11日から始まる。

やはり一番の注目であり、主役は地元での高松宮記念杯3連覇がかかる古性優作だ。今年はここまで全日本選抜、ウィナーズカップ、日本選手権とビッグをすべて優出。5月の函館記念では今年3度目のGIII優勝とハイレベルな戦いを演じている。展開、メンバーに応じた走りができるのも大きな魅力で、ここも同地区で同じS級S班の脇本雄太や寺崎浩平、窓場千加頼らとの近畿連係から決勝にコマを進めて、高松宮記念杯3連覇を成し遂げたい。

2月に全日本選抜を制した郡司浩平は、S級S班の深谷知広をはじめ、北井佑季、松井宏佑ら連係実績豊富な南関地区の仲間と結束して他地区に対抗する。

S級S班に返り咲いた今年は、アグレッシブな清水裕友らしい走りを随所に披露している。松浦悠士らとの中四国連係で、久々のGI獲りも十分だ。

5月に日本選手権を優勝した平原康多は、眞杉匠、坂井洋ら若い機動タイプと息を合わせてGI連覇を目論む。山口拳矢や北日本勢も軽視はできない。