第29回マーキュリーカップ(JpnIII) 2025年7月21日(月・祝) 盛岡競馬場

レース結果

 

 

ピックアップ

直前予想

盛岡 12R 18:15 発走
第29回 
マーキュリーカップ

予想印
負担重量 騎手 須田 鷹雄 浅野 靖典 赤見 千尋 斎藤 修 勝浦 正樹
1 1 ライトウォーリア 59.0 吉原 寛人
2 2 カズタンジャー 54.0 川田 将雅
3 3 ディープリボーン 54.0 古川 吉洋
×
4 4 サクラトップキッド 54.0 高橋 悠里
5 5 クラウンプライド 58.0 坂井 瑠星
×
6 6 ドテライヤツ 54.0 阿部 英俊
7 7 メイショウフンジン 55.0 酒井 学
8 ヒロシクン 54.0 高松 亮
8 9 マルカイグアス 54.0 鴨宮 祥行
×
10 セラフィックコール 58.0 松山 弘平

データ分析

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出走馬短評

【中央所属馬の評価】

クラウンプライドは前年覇者。その昨年は2番手から3分3厘で先頭に立ち、セーフティーリードを築いて楽勝ムードだったが、最後に脚が上がってビヨンドザファザーとロードアヴニールに迫られ、結果、ハナ+クビの辛勝となったが、何はともあれ国内における重賞初勝利を達成した。続くコリアC(G3)はウィルソンテソーロに0秒9の差をつける圧勝劇で2連覇を達成している。その後は3戦して11・7・8着。とりわけ勝ったメイショウフンジンから6秒2差という大敗を喫した前走の佐賀記念(Jpn3)は気になる材料だが、昨年もコリアCを勝ってから11・9・12着という臨戦過程で来盛しており、立て直しは十分に可能とみたい。

セラフィックコールは全7勝を1800m以上でマーク。3月には船橋2400mのダイオライト記念(Jpn2)を2連覇したスタミナに自信の長距離ランナー。前走の名古屋グランプリ(Jpn2)で勝ったサンライズジパングから2秒0差の6着と凡退。G1級レース以外で負けたのは初めてだけに、少々気になるところではあるが、広い盛岡は合いそうなタイプ。今度は名誉挽回といくか?

メイショウフンジンはこのレース4年連続の挑戦で、過去3回は7・3・8着。3年前は前半3ハロン=33秒9という超ハイラップ、2年前はテリオスベルに早めに来られ、昨年は地元勢らにハナを叩かれてギブアップ。なかなか自分の競馬をさせてもらえないが、今年2月の佐賀記念(Jpn3)では最後の直線で二枚腰を繰り出して逃げ切り、悲願の重賞初勝利を記録している。今年も昨年ハナを切ったヒロシクンがおり、すんなり先行できるかが鍵になりそうだ。

ディープリボーンはデビューから一貫してダートの1800~1900mを使われ、順調に出世。昨年9月の白川郷Sでハビレを退けてオープン入り。昇級初戦のカノープスSは6着、重賞初挑戦のプロキオンS(G2)は8着とオープンの洗礼を浴びたが、2100mに距離を延ばした前走のブリリアントSでは好位から渋太く脚を伸ばしてオープン初勝利を決めている。過去、盛岡2000mとコース形態が酷似する東京2100mのリステッドを勝ち切ってきた馬はほぼほぼこのレースで好勝負を演じており、この馬にも同様の期待がかかる。

カズタンジャーはデビュー戦のみが芝2000mの競馬で、2戦目以降はすべてダートの1800m以上の距離を使われてきた。とりわけ東京ダート2100mを使われるようになった3走前から非常に強い競馬を見せている。2勝クラスの日吉特別、3勝クラスの丹沢Sともに後方待機から直線を向いてからの仕掛け。馬群の中からコースを探しながら突き抜けての圧勝劇。オープン初戦となった前走のスレイプニルSは序盤促しても進まず、道中馬群からポツンと離れての追走。4角でも最後方だったが、一番外から豪快に脚を伸ばして、勝ったクールミラボーとアタマ差の勝負。オープンでも互角以上にやれることを示している。この馬も東京2100m→盛岡2000mで期待大。加えて勢いも魅力。

【地方所属馬の評価】

川崎のライトウォーリアは昨年の川崎記念(Jpn1)を逃げ切った、言わずと知れたJpn1ホース。その後は11月の浦和記念(Jpn2)2着、そして前走の大井記念勝ちとまだまだ力のあるところを示している。2~3番手が利くタイプではあるが、勝ち切るにはやはり逃げの手がベスト。その意味で初めて背負う59キロがどう作用するか。そして同型との兼ね合いもポイントになりそう。

兵庫のマルカイグアスは兵庫生え抜きの4歳馬。昨年は兵庫優駿を8馬身差、園田オータムTを4馬身差で制して2冠を達成。12月には3歳にして地元のビッグレース・園田金盃を快勝している兵庫期待の星。年が明けて1月の新春賞は2着、2月の白鷺賞は4着と敗れたが、休み明けとなった前走の六甲盃は3分3厘から進出を開始すると、後続を一気に置き去りにして9馬身差の圧勝劇。地力を1段上げた印象を受けた。今回は初の左回り、そしてグレード初挑戦となるが、未知の魅力はたっぷりの素材。

【解説者の予想】

クラウンプライドは昨年から1キロ増えて58キロ。セラフィックコールも同様に58キロ。そしてJpn1勝ちのライトウォーリアは59キロ。この3頭とそれ以外とはかなり斤量差があり、今年はこのハンデ差が予想を難しくしている。クラウンプライドはJBCクラシック、チャンピオンズC、帝王賞とG1級競走で2着3回。そして盛岡の2000mは2戦して2・1着。この地力とコース実績を頼りたい。ディープリボーンカズタンジャーはハンデ差と伸びしろが魅力。前記した通り、セラフィックコールとライトウォーリアは負担重量が気になるだけに、展開次第ではマルカイグアスメイショウフンジンの食い込みも考えたい。

◎(5)クラウンプライド
○(3)ディープリボーン
▲(2)カズタンジャー
△(10)セラフィックコール
△(1)ライトウォーリア
△(9)マルカイグアス
△(7)メイショウフンジン

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レース概要

RACE OUTLINE

マーキュリーカップとは

1997年に中央と交流のGIIIとして創設。99年までは水沢競馬場2000mで行われ、2000年から現在の盛岡競馬場2000mで実施されている。28回の歴史で地方馬の勝利は98年の地元メイセイオペラ、15年のユーロビート(大井)の2頭。最近2年は馬券圏内をJRA勢が独占している。

JRA勢では、クラウンプライドに連覇の期待がかかる。24、25年ダイオライト記念JpnIIを連覇したセラフィックコール、佐賀記念JpnIIIで念願の重賞初制覇を果たしたメイショウフンジン、前走勝利で勢いに乗る上がり馬ディープリボーンらが出走を予定している。

地方勢では、24年の川崎記念JpnI勝ち馬でNARグランプリ年度代表馬のライトウォーリア(川崎)はダートグレード2勝目への期待がかかる。前走六甲盃で9馬身差の圧勝劇をみせた重賞5勝馬マルカイグアス(兵庫)のダートグレード初挑戦も注目。地元岩手からは重賞5勝のヒロシクン、JRA所属時の22年にマイルチャンピオンシップ南部杯JpnI・2着の実績があるヘリオスらが参戦予定だ。

出走予定馬

選定馬(50音順)

所属 馬名 性齢 斤量 予定騎手 調教師 備考
大井 キタノヴィジョン 牡8 - 未定 渡邉 和雄  
栗東 クラウンプライド 牡6 - 坂井 瑠星 新谷 功一  
岩手 サクラトップキッド 牡4 - 未定 伊藤 和忍  
栗東 ジャスパーロブスト セン4 - 未定 森 秀行  
高知 シンメデージー 牡4 - 未定 打越 勇児  
栗東 セラフィックコール 牡5 - 未定 寺島 良  
栗東 ディープリボーン 牡5 - 未定 四位 洋文  
岩手 ドテライヤツ 牡8 - 未定 菅原 勲  
岩手 ヒロシクン セン6 - 未定 佐藤 雅彦  
岩手 ヘリオス セン9 - 未定 千葉 幸喜  
兵庫 マルカイグアス 牡4 - 未定 橋本 忠明  
大井 ミックファイア 牡5 - 未定 渡邉 和雄  
栗東 メイショウフンジン 牡7 - 酒井 学 西園 正都  
川崎 ライトウォーリア 牡8 - 吉原 寛人 内田 勝義  

補欠馬(50音順)

所属 馬名 性齢 斤量 予定騎手 調教師 備考
愛知 アルバーシャ 牡7 - 未定 今津 博之  
栗東 ヴァンヤール 牡7 - 未定 庄野 靖志  
愛知 ヴェッツラー 牡8 - 未定 角田 輝也  
栗東 カズタンジャー 牡4 - 未定 新谷 功一  
岩手 グローリーグローリ 牡10 - 未定 菅原 勲  
愛知 ケルンコンサート 牡6 - 未定 角田 輝也  
岩手 スズカゴウケツ 牡8 - 未定 千葉 幸喜  
美浦 ピュアキアン 牡4 - 未定 竹内 正洋  
美浦 ペイシャエス 牡6 - 未定 小西 一男  
岩手 ボウトロイ 牡7 - 未定 菅原 勲  
岩手 ミニアチュール 牝5 - 未定 佐藤 祐司  
愛知 メルト 牡6 - 未定 角田 輝也  
愛知 ララエフォール 牡6 - 未定 今津 博之  
栗東 ルクスフロンティア 牡5 - 未定 松永 幹夫  

レース配信

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