競輪（KEIRIN）ならオッズパーク競輪

　12月28日より開催されるグランプリシリーズ。
102.104期生の中から選ばれた７名が優勝賞金700万円を争うガールズグランプリ。
若手の登竜門となるヤンググランプリは２日目に開催。
そして年末の大一番KEIRINグランプリは最終日に一億円の優勝賞金を懸けて行われる。
夕闇迫る中、気温の下がった立川バンクは自力選手には厳しく、脚を溜める選手に有利に運ぶ。競輪ファンにとっても、この１年間の集大成。
さて誰に勝利の女神が微笑むのか。
12月30日16:30に注目の一戦は発走する。

東北ラインの２車、関東が３車、そして今年競輪界を沸かせた深谷ー金子の師弟ラインに浅井を加えた中部３車のライン。ラインの先頭を走る新田、深谷ともにカマシタイプの先行型、スタート位置が大きく展開を左右しそう。スタートを長塚が取る展開となれば中団に新田、後方に深谷となる。早めに先手を取る展開となれば冬の立川バンク、それも夕暮れ時の重いバンクに先手の選手が残る確率は少なく。中段並走からのカマシ狙いと見る。そうなれば長塚はつっぱり気味の飛びつき、もしくは引いてからの捲りか。村上はどの位置からの攻めになるのか。あるいはイン切りから先手を待つ作戦に出るのか。どちらにしろ年末の大一番らしい白熱したレースとなるであろう。

　関東がそれぞれ単騎という話になった時には競輪界全体が驚いたが、結局は長塚→平原→後閑で決まったとのこと。これが平原→長塚→後閑だと全体の展開がすっきりする可能性もあるが、長塚が前というだけでややこしいことになりそうな気配がする。
　そうでなくてもグランプリというのはややこしいレースである。一発勝負で大金を奪い合ううえに、なまじ出場選手全員がすごい脚の持ち主。直線ひとつで着順は大きく変わりうる。2〜3年にいっぺん落車はあるし、昨年は車体故障まで登場。とにかく一筋縄ではいかない。
　グランプリを買ううえで決めつけたいのは次の3つ。

1．自力の1着は無い
2．モロスジの決着は無い
3．3連単は万車券、かなりの確率で3万円以上

　昨年は村上兄が捲りで勝ったが、これはかなり例外的存在。さらに「自力のアタマ＋モロスジ＋3連単1万円未満」なんてケースは2002年（山田裕−山口富）くらいしか存在しない。
　つまり、あれだけ化け物のような深谷でも、負ける前提で考えなくてはいけない。さらに金子が勝つ場合、深谷はあって3着＆2着には穴っぽい選手と想定しなくてはならない。レース前にはついつい深谷中心に考えてしまうが、グランプリとはそういうものだ。しかも今回、高配当を意識するなら深谷以外にいきたいところである。
　逃げはどう考えても深谷だろうが、スコンと逃げさせては他ラインの出番がない。中部に注文を付けるとしたら福島よりは関東か。長塚が粘り・飛びつきで絡んでいって、ひと悶着している間にバックで新田の捲り。ただ先述したように、自力のアタマとモロスジは嫌いたいので、「その捲りのタイミングでもちょっと早かった結果アタマは成田で、新田は直線誰かにも差され3着までという設定」になる。「誰か」はヨコの消耗を経ていなさそうな浅井、平原、後閑。3着は誰でも可能性があるのでいっそ総流しだ。というか、この1〜2着部分が当たっていて3着がヌケたら悲惨すぎる。
　スジを基本に真面目な予想をする人には怒られそうだが、グランプリはとにかくスジ違いの高配当を追求していかねばならないレースなので、お許しいただきたい。
　下にクレジットする予想はこの話の前提に基づくフォーメーションだが、他の結論であっても、先の1〜3を満たす買い目ならばアリだと思う。年末の大一番、皆さんぜひ儲けてください。