レース展望・予想

園田実績でドリームバレンチノが軸「兵庫ゴールドトロフィー」（園田競馬）

2016/12/28

28日（水）の園田競馬メイン第10レースに「第16回兵庫ゴールドトロフィーJpnIII」（3歳以上ハンデ、園田競馬場1400メートル）が行われます。

2001年の第1回からJRA勢が15連勝中です。地方馬は2着4回、3着9回の成績です。今年もJRA勢が優位と見ました。昨年と同じハンデ頭59.5キロを背負う◎9 ドリームバレンチノ（牡9、JRA・加用正厩舎）が今年も岩田康誠騎手の手綱で、2勝目を狙います。昨年は3、4コーナーで先頭に立って、北海道・ポアゾンブラックを直線で捕まえた瞬間に、すぐ内から57キロでハンデ差を生かしたレーザーバレットに3/4馬身差され2着です。優勝したのは13年です。59キロのハンデ頭でしたが、向正面一気に3コーナーで先頭に立って高知・エプソムアーロンに4馬身差を付けて圧勝でした。近況は前走の川崎・JBCスプリントJpnIは向正面から動いて3コーナーでは3番手の外まで追い上げましたが、直線一杯の10着大敗です。しかし、前々走の大井・東京盃JpnIIは直線で大外を強襲してコーリンベリー以下に楽勝しています。このレース最多4勝のコースを熟知している岩田騎手で末脚が爆発です。

前走の中山・カペラステークスGIII（1200メートル）を逃げ切った58キロ○12 ノボバカラ（牡4、JRA・天間昭一厩舎）が前走に続いて内田博幸騎手で再現を狙います。今年は4走前の中京・プロキオンステークスGIIIと名古屋・かきつばた記念JpnIIIを加えてダートグレードレース3勝です。小回りコースでスピードを生かします。

プロキオンステークス、カペラステークスと前述ノボバカラの2着で57キロ▲11 ニシケンモノノフ（牡5、JRA・庄野靖志厩舎）も末脚勝負です。園田コースでは2歳時に兵庫ジュニアグランプリJpnIIを差し切っています。

韓国遠征（コリアスプリント）3着帰り3カ月ぶりのカペラステークス（7着）を叩いた58キロ☆2 グレープブランデー（牡8、JRA・安田隆行厩舎）の変わり身必至です。前述両馬には負けましたが、上がり3ハロン36秒4のレース最速時計を出しています。13年フェブラリーステークスGI、11年の大井・ジャパンダーダービーJpnIなどダートグレードレースを3勝しています。

地方勢では昨年4着で52キロの地元△10 ドリームコンサート（牡7、柏原誠路厩舎）が筆頭。なお、今年の兵庫チャンピオンシップJpnII、兵庫ジュニアグランプリを制している川原正一騎手は、この馬で園田ダートグレードレースの年度三冠を目指します。

ほかの地方勢では、前走の笠松グランプリ1、2着の53キロ・ラブバレット（牡5、岩手・菅原勲厩舎）、53キロ・オヤコダカ（牡4、北海道・米川昇厩舎）などが上位です。

＜おすすめの買い目＞
馬単（ボックス）　9・12・11・2・10（20点）
3連単（ボックス）　9・12・11・2（24点）

兵庫ゴールドトロフィーの出走表はこちら

（文／大阪日刊スポーツ・池永博省）


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