レース展望・予想

前走が圧巻のタツミリュウ「スプリント特別」（金沢競馬）

2015/06/30

6月30日（火）に行われる金沢競馬のメインは、第11レースに行われる「スプリント特別」（3歳以上、金沢競馬場1400メートル）です。28日に行われた読売レディス杯のトライアル「クイーン特別」と同様に、7月28日に行われる金沢スプリントカップ（1400メートル）へのトライアル戦として新設されました。

距離が短くなって一変した◎5 タツミリュウ（牡7、加藤和義厩舎）が、今回も期待できそうです。転入初戦から2着に好走した内容からスプリングカップでも人気になりましたが見せ場もなく9着、その後の1500メートル戦でもスタートしてから1コーナーまでに競走中止になるアクシデントもあって評価を落としていました。しかし前走は内枠を生かして先手を奪うとそのままハイペースで逃げ切り、2着のセイカアレグロに7馬身差をつける圧逃劇でした。中央の芝では1800メートルでも勝ち星はありましたが、地方のダートでは短い距離の方が良さそうで、今回も持ち前のスピードを見せつければ、本番の金沢スプリントカップに向けて弾みがつきそうです。

○4 アキレウス（牡4、鈴木正也厩舎）は前走タツミリュウのハイペースの逃げについて行けず完敗でしたが、3着は守りました。今季は追い込みから先行へ脚質転換に成功して安定度がグーンとアップしています。ただ暑い時季は良くないタイプで体調面は心配ですが、今回も積極的に運べれば連対は死守してくれそうです。

▲6 バクシンパワー（セン5、中川雅之厩舎）は、前走も先手が奪えず崩れてしまいましたが、3走前のA1組で逃げて3着に粘った実績があります。中央1勝はダート1000メートルでのもので、1400メートル戦の今回はダッシュを決めてハナに立つ展開なら、格上馬相手でも変わる可能性はあります。

笠松のサマーカップで5着に追い上げた△1 ヒカルカミヒコーキ（牡4、佐藤茂厩舎）や、馬体が絞れてきた△2 ハイタッチ（牡6、中川雅之厩舎）も、復調の兆しが見えます。

＜おすすめの買い目＞
馬単（ボックス）　5・4・6（6点）
3連単（フォーメーション）　5・4・6→5・4・6→5・4・6・1・2（18点）

スプリント特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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