レース展望・予想

牝馬同士ならティボリハーモニー「クイーン特別」（金沢競馬）

2015/06/28

6月28日（日）に行われる金沢競馬のメインは、第10レースに行われる牝馬限定の「クイーン特別」（3歳上牝馬、金沢競馬場1500メートル）です。8月11日に行われる「読売レディス杯」へのトライアル戦として新設されました。

牝馬同士なら◎5 ティボリハーモニー（牝5、金田一昌厩舎）が力の違いを示しそうです。前走は牝馬で唯一百万石賞に挑みましたが、中団追走から直線懸命に脚を伸ばしたものの4着が精いっぱいでした。それでも実績がない2300メートルの長丁場で、牡馬の一線級相手に掲示板を外さなかったことは評価できます。距離が長かったここ2走の走りから、距離が短い方が末脚の切れ味が増すだけに、1500メートルなら決め手の違いを見せつけてくれそうです。

SJT2015ワイルドカード第2戦を逃げ切って川原正一騎手の優勝に貢献した○1 アポロムーン（牝4、高橋俊之厩舎）は、前走のA2組でも3着に踏ん張って引き続き好調ぶりをアピールしました。短い距離の方が積極的に運べるだけに、内枠に入った今回は先手を奪ってペースを握り、ティボリハーモニーの追い上げをしのぎたいところです。

▲8 ジョウテングレイス（牝6、高橋道雄厩舎）は今季開幕から不振が続いていましたが、前走の1400メートル戦で2着に粘って復調の兆しを見せました。昨年の7月にはA1組で逃げ切ったこともあるように、夏場に向けて調子を上げてくるタイプで、今回も先行スピード発揮が期待されます。

毎回しぶとい先行力を見せている△7 エトワールドロゼ（牝4、金田一昌厩舎）や△9 フブキサクラコ（牝7、黒木豊厩舎）も、メンバーは上がりましたが侮れない存在です。

＜おすすめの買い目＞
馬単　5→1・8・7・9（4点）
3連単（1軸流し）　5→1・8・7・9（12点）

クイーン特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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