レース展望・予想

でら馬連覇へ向けワールドエンド始動「エメラルドオープン」（名古屋競馬）

2015/05/22

5月22日（金）の名古屋競馬メイン第11レースは「エメラルドオープン」（A級1組、名古屋競馬場800メートル）。勝ち馬には来月26日に行われるSP1「名古屋でら馬スプリント」の参戦権利が生まれる電撃4ハロン戦の参考競走でもあります。「でら馬」は東海地区で唯一800メートルの距離で行う重賞で、1カ月後に控える大一番に向け、注目です。

休養明け久々10カ月ぶりの実戦ですが、昨年の「でら馬」チャンピオンの◎6 ワールドエンド（牡6、川西毅厩舎）の底力がモノ言いそうです。もちろん目標は「でら馬」の連覇。当然のように余裕ある仕上げで臨みそうですが、稽古では速い時計を再三マーク。最終追い切りでも抜群のタイムを叩き出しています。断トツの持ち時計が端的に示すように、自慢のスピードと力の違いを見せつけて、連覇へ好スタートを決めそうです。レースの焦点は快速ワールドエンドの相手探し戦でしょう。

普段走り慣れない4ハロン戦だけに、次位争いは難解ですが、勢い一番の○3 ワンダフルタイム（牝4、角田輝也厩舎）が魅力。名古屋転入後、4連勝中。しかもいずれも快勝劇で仕留め、センスある走りを披露し続けています。初のオープン参戦、初距離となりますが、不安よりも期待感が大きい。

最近3走の走りと内容は今イチでも▲4 エーシンシャラク（牡7、笹野博司厩舎）は距離短縮で変身があっていい。中央時代の500万、1000万勝利はともに短距離の6ハロン戦。意欲的な連闘策で出張戦に挑むのも不気味。

穴は△8 イワクラギンガ（牝6、錦見勇夫厩舎）の差し脚。逃げ、先行馬ぞろいで激しい流れが予想されるところ。唯一の差し馬とも言えるイワクラギンガに展開は向きそうです。

また実績、近況成績も平凡ですが、テンのスピードの速さに定評がある△9 マツノヴィグラス（牝4、小森勝政厩舎）の大駆けにも警戒したい。

＜おすすめの買い目＞
馬単（マルチ）　6⇔3・4・8・9（8点）
3連単（フォーメーション）　6→3・4・8・9→3・4・8・9　3・4・8・9→6→3・4・8・9（24点）

エメラルドオープンの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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