レース展望・予想

距離延長&1kg減で逆転を期すグランプリブラッド「赤レンガ記念」(門別競馬)

2015/05/28

28日(木)の門別競馬メイン第12レースは、伝統の古馬中距離重賞「第52回赤レンガ記念(H3)」(門別競馬場2000メートル・外回り、JBC協会協賛スタリオンシリーズ「アドマイヤムーン賞」、20時40分発走予定)。

前走コスモバルク記念(1800メートル・外回り)でゴールまで熾烈な追い比べを見せた3頭が、再び上位争いを演じそう。しかしその中心には、あえて目下6連勝(うち重賞3連勝)の▲9 ウルトラカイザー(牡7、林和弘厩舎)ではなく、JRAオープンから転入2戦目の実力馬◎5 グランプリブラッド(牡6、田中淳司厩舎)を指名します。昨夏JRA札幌エルムステークスGIII(優勝ローマンレジェンド)で4着に食い込んだ実績もあるバリバリのオープン馬が、脚部不安を発症したことで道営に転入。田中淳司厩舎で再起を期すことになったわけですが、入厩後は脚元も落ち着いているとのことで4月以降、順調に攻め馬を消化。前走コスモバルク記念は坂路で入念に調整されての出走となりましたが、昨年の道営記念馬ウルトラカイザーより1キロ重い58キロを背負いながらゴール前で猛追し、半馬身差の2着に食い込んでみせました。脚部不安明けの復帰初戦で1番人気馬より重い斤量、しかも今回より1ハロン短い(1コーナーまでが近い)1800メートルの大外(8枠11番)だったことで道中、終始外を回らされる格好にもなって勝ち馬を差し切れなかったわけですが、転入2戦目の今回はほぼ全ての材料が好転しています。すなわち、まずは距離が1ハロン延長の2000メートル。枠順はロスなく運べる内めの5枠5番。斤量は1キロ減って同斤57キロ。そして何より、前走ほぼ坂路一本の仕上げで復帰戦に臨んだのが、今回は坂路を交えながらコースでの最終追い切りを敢行して挑んできた点には、相当な上積みを期待せずにはいられません。今度こそ強敵ウルトラカイザーを差し切り、待望の重賞初Vを決める可能性が高いとみます。

同じく重賞初Vをめざす◯1 キタノイットウセイ(牡5、松本隆宏厩舎)も差のない競馬を見せてくれそう。こちらもウルトラカイザーとの直接対決では2連敗ですが、3走前「道営記念」は外の8枠15番で道中ロスの大きな追走になりましたし、前走コスモバルク記念は1ハロン短い1800メートルで道中インから差し遅れた感もありました。今回は2000メートルへの延長でロスなく運べる最内1番、願ってもない条件となっただけに、宿敵ウルトラカイザーについに先着を果たすシーンも、大いに期待できそうです。

いわゆる「連対圏」は上記3頭による争いが有望とみて、他は3連勝式のヒモ穴候補として拾います。△4 タイセイローマン(牡6、田中淳司厩舎)、△6 ダイバクフ(牡10、佐藤英明厩舎)、△8 スタンドアウト(牡4、角川秀樹厩舎)、△10 シルクメビウス(牡9、角川秀樹厩舎)、△11 アートサハラ(牡6、原孝明厩舎)の5頭。

<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 5⇔1・9(4点)
3連単(フォーメーション) 5→1・9→1・9・4・6・8・10・11 1・9→5→1・9・4・6・8・10・11(24点)

赤レンガ記念の出走表はこちら

(文/ひだか)


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