レース展望・予想

北國王冠の前哨戦「金箔雪吊りライトアップ特別」（金沢競馬）

2014/10/21

10月21日（火）の金沢競馬のメインレースは、第10レースの「金箔雪吊りライトアップ特別」（A1組、金沢競馬場1500メートル）です。次回には北國王冠（11月2日、2600メートル）が控えており、そこへ向けての前哨戦になります。

調子がいいのは前走V奪回に成功した◎4 トウショウバラード（牡5、佐藤茂厩舎）です。2走前はスタートでつまずいてしまい5着に敗れましたが、前走はスタートを決めて先手を奪うと後続を引き連れて4コーナー先頭で回り、そのまま堂々と押し切ってしまう横綱相撲でした。現状ではハナに立って自分のレースに持ち込んだ方がスピードを生かせそうで、今回も積極的なレース運びが期待されます。

戦列復帰した○7 ジャングルスマイル（牡8、金田一昌厩舎）も注目を集めます。今春は笠松のオグリキャップ記念で連覇を逃し、その後のレースでも精彩を欠いたために、夏前に北海道へ放牧に出されました。白山大賞典JpnIIIに合わせて8月下旬に帰きゅうしましたが、間に合わずにここまで復帰が長引いてしまいました。直前の追い切りの動きは悪くありませんでしたが、やはり久々の割引きは必要で、北國王冠に向けてどんなレースができるかが焦点になりそうです。

不気味なのは中央から転入してきた▲2 サクラブライアンス（牡7、中川一男厩舎）です。元中央準オープンで、ダートの中距離で4勝を挙げており、長い距離が多い金沢の番組条件は合いそうです。追い切りの感触がもうひとつで評価は止めましたが、実績からあっさり勝ってしまう可能性はあります。

前回人気に応えられなかった△6 ケージーアメリカン（牡7、高橋優子厩舎）や△5 アドマイヤジャガー（牡7、鈴木長次厩舎）も次回に向けて巻き返したいところです。

＜おすすめの買い目＞
馬単（ボックス）　4・7・2（6点）
3連単（フォーメーション）　4・7・2→4・7・2→4・7・2・6・5（18点）

金箔雪吊りライトアップ特別の出走表はこちら

（文／中日スポーツ・瀬川剛司）


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