レース展望・予想

トランセンド、スマートファルコン注目の対決 第11回JBCクラシックJpnI(大井)の展望

2011/11/02

11月3日(祝・木)に大井競馬場で、第11回JBCクラシックJpnI(20時10分発走予定)が行われます。JRAからはシビルウォーフィールドルージュトランセンドスマートファルコンが出走。地方他地区勢はタガノサイクロン(兵庫)ら5頭が遠征。地元南関東勢はテラザクラウド(大井)ら3頭が迎え撃ちます。今年はトランセンドとスマートファルコンの初対決に注目。12頭による熱き戦いにご期待ください。

*********
過去の傾向
*********
帝王賞JpnI、東京大賞典GI(JpnI)と並ぶ地方競馬のビッグレース。ダート路線を歩む強豪が参戦してくるので、GI(JpnI)実績が重要なカギ。過去5年の連対馬10頭中9頭はGI(JpnI)で連対したことがあった。昨年は日本テレビ盃JpnII組のワンツーだったが、同組同士ではなかなか決まらない。実績があれば、08年1着ヴァーミリアン(前走ドバイワールドカップGI12着)、同年2着サクセスブロッケン(前走ジャパンダートダービーJpnI1着)、09年1着ヴァーミリアン(前走帝王賞1着)のように休み明けでも通用する。02~04年アドマイヤドン、05・06年タイムパラドックス、07~09年ヴァーミリアンと連覇が多いのも特徴だ。

************
JRA所属馬短評
************
シビルウォーは2走前のブリーダーズゴールドカップJpnIIでダートグレード初制覇。後方追走から徐々にポジションを上げると、直線では1頭だけ別次元の脚で突き抜けた。続く白山大賞典JpnIIIも同様の競馬で快勝。2走前からレース内容が一変しており、地方のダートに適性があるのかもしれない。トランセンド、スマートファルコンに先着するのは難しいかもしれないが、3着なら可能性は十分あるだろう。

フィールドルージュは08年彩の国浦和記念JpnII4着後、屈腱炎が判明したため、約2年5カ月の長期休養を余儀なくされた。復帰初戦のアンタレスステークスGIIIはスタート直後に落馬をして競走中止。その後は東海ステークスGIIを取り消して、前走帝王賞JpnIでは勝ち馬スマートファルコンから3.2秒差の5着と完敗だった。08年川崎記念JpnI勝ち馬だが、すでに9歳で能力の衰えは顕著。今回は休み明けでもあり、上位進出は難しいだろう。

トランセンドはドバイワールドカップGIで2着に健闘。その後は約6カ月半の休養を経て、前走マイルチャンピオンシップ南部杯JpnIに出走した。スタートでは行き脚がつかず、道中は2番手を追走。直線に入ると、ダノンカモンに交わされかけたが、そこから脅威の粘り腰。じわじわと前との差を詰めて、激しい叩き合いを制した。GI(JpnI)3勝目をマークし、国内では4連勝中。スマートファルコンの連勝を止められるのは同馬しかいないだろう。

スマートファルコンは昨年のこのレースで圧巻の逃げ切り勝ち。その後は一段とパワーアップした姿を見せつけ、連勝街道まっしぐら。昨年末の東京大賞典JpnIではコースレコードを1.7秒も上回る逃走劇。今年の帝王賞では、GI(JpnI)5勝の実績を誇るエスポワールシチーに完勝した。前走日本テレビ盃JpnIIも余裕の勝利で、
もはや死角はない。武豊騎手はこのレース4連覇中。馬自身の連覇に加えて、鞍上の5連覇なるか注目だ。

*************
地方所属馬短評
*************
残念ながら地方の大将格フリオーソは不在。今年の帝王賞JpnI同様、地方勢は小粒なメンバー構成となった。

テラザクラウド(大井)は4月のダイヤモンド賞から4連勝をマークし、前走東京記念に出走。好位追走から直線でしぶとく抜け出すと、古豪マズルブラスト、ボランタスらを差し切った。ここにきて力をつけている。ただし、ダートグレードは未出走。まずは今後につながる走りをしたい。

ボンネビルレコード(大井)は07年帝王賞、08年かしわ記念JpnIの勝ち馬。しかし、すでに9歳で能力の衰えは顕著。今年の帝王賞では4着と健闘したが、勝ち馬スマートファルコンから2.8秒も離されていた。その後はサンタアニタトロフィー3着、東京記念4着と地元の重賞でも善戦止まりだ。さすがに復活を望むのは酷だろう。

*************
予想のポイント
*************
トランセンドvsスマートファルコン。ファン待望の一戦がようやく実現した。注目はどちらがアタマか。甲乙をつけ難いが、この条件ならスマートファルコンを有利と見たい。昨年の東京大賞典JpnI、今年の帝王賞JpnIがまさに異次元の走り。大井2000メートルでは負ける姿を想像するのが難しい。トランセンドはおそらく前走マイルチャンピオンシップ南部杯JpnIのように2番手から。勝負強いタイプで、直線でマッチレースに持ち込めれば、勝機も見えてくるだろう。3番手はシビルウォーが最有力。さすがに2頭の間に入るのは難しくても、ほかの出走馬よりは地力が一枚も二枚も上だ。

出走表はこちら⇒
http://www.oddspark.com/portal/Main.do?tabId=00000004&eventCd=2&race_DY=20111103&sponsor_CD=15&race_NB=11&mID=p20111102tmk11

※ジャパンネット・楽天銀行・すぐかえーる会員の方は投票できませんのでご注意ください


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬