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2024年5月19日   第5回 お松の方賞3歳上牝馬 (東海・北陸交流)サラ系3歳以上 別定 (金沢競馬)  

金沢競馬   第10レース   地元の意地を見たい!エムティアンジェ
"競馬カナザワ 大井 明洋"

5-4_kanazawa.jpg 徽軫賞と入れ替りで昨年に秋から春へ。3歳馬の参戦はほぼなくなって様相が変わったため第1回~第3回の結果は参考にならなくなったが、例年通り地元vs東海の比較が最大の焦点。ベニスビーチが勝った昨年より東海勢が強力なラインナップになっており、特に無敗で昨年の東海ダービーを制した逸材(10)セブンカラーズには一目置かざるを得ない。初めて敗れた前々走より相手、2着の前走より距離は楽になり、勝利を強く意識した参戦だが、今年は直線に向いて甘くなっているのも事実。ロス厳禁と言える昨今の馬場・先行争いも思うと決して楽観はできないと考え、他の馬を狙ってみたくなった次第。それなら地元馬を、ということで◎はエムティアンジェ。開幕戦を快勝後、休ませることにはなってしまったが、一応の追い切りは消化しての出走、むしろ心身共にフレッシュな休み明けの方が好結果を出せている。内進出も苦にせず、顔ぶれと今の馬場を思うと好枠。普通に走ってくれさえすれば好勝負と見た。この重賞のために金沢復帰と断言できるベニスビーチも馬体を戻しての利家盃3着からキッチリ上昇を見込む。名古屋のレイジーウォリアーもスンナリ先行で力発揮なら首位級。他にも3着圏内は多数いて、絞り込みはなかなか難しい。

 ◎は(3)エムティアンジェ。3歳以降は順調に使い込めない面を抱えるものの、当地での実力は牡馬も含めてもハクサンアマゾネスに次ぐくらい。開幕戦を快勝後に小休止となってしまい、ここが約2ヵ月ぶりのレース、直前の追い切りは控えたという不安はあるものの、むしろ久々の方が走りはいいくらいの馬。内から進出しての好走もあって展開不問。正しい比較とは言えないかもしれないが、昨秋の全国重賞・金沢スプリントカップ2着時に先着したサーフズアップが若草賞土古記念でセブンカラーズに先着している。1番人気で6着に敗れた昨年は重賞3連戦目でゲートの駐立が悪くなったり、前向きさを欠いたことが敗因。能力さえ出し切れば力負けはあり得ない。

 ○は(10)セブンカラーズ。前々走の全国交流重賞で無傷の連勝ストップ。差し返されて2着に敗れた前走を見ても、今年は直線に向いての甘さは気になるところ。加えてまだ不慣れな遠征競馬も今回の鍵。ただ、どう見ても今回の方が相手も距離も好転。位置を悪くする顔ぶれでもないし、先行争いがどうかだけ。

 ▲は(7)ベニスビーチ。連覇を目指して5度目の金沢移籍。案外だった前々走後、一旦放牧に出たことも良かったようで、前走・利家盃は本来の体重に戻して出走できたし、少し長い距離や次を見据えた臨戦過程で3着確保と能力を再認識。上積みも見込め、この顔ぶれと枠順なら好ポジションも取れそう。上位争いは間違いない。

 △は(4)レイジーウォリアー。これまで重賞2勝。昨年8月の笠松1400m牝馬重賞・撫子争覇勝ちは2着ベニスビーチ、3着エイシンヌウシペツ。鼻出血・能力試験明けの前走は人気を落としたものの勝ち切り、やはりスンナリ先行なら強い。その相手にはセブンカラーズが敗れたインペリシャブル(4着)もいた。例年下降する時季がどうかではあるが、他の出方など先行争い一つの実力は疑いない。

 注は(6)エイシンヌウシペツ。昨年10月の金沢スプリントカップも3着争い(5着)。昨春まで当地在籍時より力を付けたし、3ヵ月ぶりの前走勝ちで持ち直したことも実証。割と展開に左右されない強味もあるし、大きな差は感じない。

 穴は(2)ネオアマゾネス。2~3年前はこの時期の同条件で行われていた徽軫賞を連覇。それもハクサンアマゾネス、ベニスビーチを撃破。昨年この重賞7着後に転出。名古屋では牝馬重賞・秋桜賞4着後に低迷も、4走前~笠松に移籍、立ち直りを感じさせる前走A4勝ち。どういう戦法になるかは読めないものの、本来なら決して見劣らない馬。

おすすめ買い目

馬単 3→10 10→3 3→7 7→3 3→4 3→6 3→2

 

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