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2024年5月 1日   かしわ記念 (船橋競馬)  

船橋競馬   第11レース   手の合う鞍上でキングズソード
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

13_funabasi.jpg【中央所属馬の評価】

 キングズソードは昨年のJBCクラシックでコンビを組んだモレイラ騎手に手綱が戻るのは魅力。1600mは気持ち忙しいイメージだが、フェブラリーステークスのレースぶりからは、流れにのれれば対応できそうな感触。

 タガノビューティーは、昨年のこのレースでメイショウハリオのクビ差2着。依然として重賞未勝利ではあるが、武蔵野ステークスやフェブラリーステークスでもあわやの追い上げみせた。ハマっての怖さ秘める。

 ウィリアムバローズは東海ステークスで待望の初タイトル。ダート路線に転じてから崩れたのは初重賞の4歳時みやこステークスぐらい。今回初の1600mがどう出るかだが、それほどマイナスのイメージはないか。

 ペプチドナイルは初タイトルが前走のフェブラリーステークスだが、内容は正攻法で完勝。初の1600mでもすんなり流れにのれたあたり距離の適性も高い。軌道に乗りそうで、マイルのGI・JpnI連破の期待も十分ある。

 クラウンプライドは国内の重賞は未勝利ながらも、昨夏の帝王賞や3歳時のチャンピオンズカップなGI級競走で2着3回の実績。サウジアラビア遠征の前走からどう立て直してきたかが焦点になりそう。

 シャマルの前走黒船賞は先手を奪って主導権を握ったのが大きいか。昨年と同様のローテだが、連覇を決めて勢いあるし、気持ち長い距離こなせば。

【地方所属馬の評価】

 ミックファイアはなんとか間に合った印象の東京大賞典は厳しい結果になったが、フェブラリーステークスは0.8秒差でまとめてこの馬なりに健闘。希望は残す内容だったし、さらに進境あれば。

 ギガキングは南関勢の前哨戦といえる京成盃グランドマイラーズが文句なしの勝ちっぷり。さすがに今回は相手のレベルが違うが、地の利を生かして上位進出を狙う。

 ギャルダルは初の1200mと考えれば、前走の東京スプリントは及第点だろう。短距離~マイル路線では南関トップクラスの存在で、4歳時9着以上の期待かかる。

 オメガレインボーはフジノウェーブ記念でタイム差なしの惜敗。ひとまず転入成功だが、前走のオープンは決めたかったところ。この相手にどこまで抵抗できるか。

 カジノフォンテンは5歳時にこのレースを制したが、前2年は4・9着。前2戦凡退後またひと息入ったし、本調子には遠いか。

 キャッスルトップは3歳夏にジャパンダートダービーを制したが、その後の歩みからもここに入っては厳しい。無欲の直線勝負でどこまで。

 リュードマンは転入後2・2・3着と崩れず走れているがあくまで自己条件での話。今後への糧になれば。

【解説者の予想】

 キングズソードは昨年のJBCクラシック覇者。前走のフェブラリーステークスは5着。4コーナー12番手から脚を伸ばして差は詰めたがハジけきれなかったあたりは、初のマイル戦に加え10キロ増の影響も多少はあったか。やはりJBCクラシック圧勝の脚は忘れがたく、今回それを引き出したモレイラ騎手に手が戻ったのは反撃への最大のプラス材料だ。

 タガノビューティーの前走フェブラリーステークスは、直線脚を伸ばし懸命に前を追ったが最後は一杯になりゴール直前で2・3着馬に交わされて4着。とはいえ根岸ステークス13着から一変して勝ち馬から0.2秒差なら高評価できる内容。昨年のこのレースでメイショウハリオのクビ差2着からは船橋1600mは条件ベスト。脚の使いどころが決まれば。

 ウィリアムバローズはダート【7-4-1-1】と底をみせていない魅力。特に前走の東海ステークスは3~4角で手ごたえ楽に先頭、追ての反応もよく再加速して後続の追撃を完封しての押し切り勝ち。後のフェブラリー勝ち馬が参戦していたことを思えばレースレベルも低くはなかった。今回初ものづくしで課題も多いが、絶対能力でこなして不思議ない。

 フェブラリーステークス馬ペプチドナイルはそれまで重賞はGII・GIIIで13・4・6着だっただけに11番人気。有力馬の中東遠征中で相手関係に恵まれた感はあったが、レースは好位から抜け出す王道の競馬。もともと中~長距離路線を歩んだ馬が6歳にして初マイル、距離短縮が見事にハマった。今回初の地方ダートで適性がカギも、コーナー4回の競馬は再三経験ずみ。勝って今後にさらに弾みをつけたい。

 クラウンプライドは夏負け以降2戦が物足りなさがあるし今回海外帰りで気配重視の取捨。前走復活シャマルはこのメンバー相手にひと息長いイメージの1600mがどう響くか。

 ここ2戦古馬の壁に跳ね返された感ある三冠馬ミックファイアは、東京大賞典はスタート出遅れが大きかったし、フェブラリーステークスも芝スタートなど慣れない環境で0.8秒差7着ならむしろ健闘。今回は鞍上に吉原騎手を起用。4月にライトウォーリアをJpnI勝利に導いた名手が今回は悩める怪物を復活に導くか。

 ギガキングは距離不足と思えた前走の京成盃グランドマイラーズを圧勝し勢いに乗って参戦。勝ちタイム1分39秒5は単純比較はできないが、昨年のかしわ記念なら3着に相当。地の利はあるし上位争い食い込みも十分。

◎(13)キングズソード
○(2)タガノビューティー
▲(1)ウィリアムバローズ
△(10)ペプチドナイル
△(7)クラウンプライド
△(6)ミックファイア
△(11)ギガキング

おすすめ買い目

馬単 13→2 2→13 13→1 1→13 13→10 10→13 2→1 1→2 13→7 13→6

 

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