高知市出身の元ＪＲＡ騎手。競馬学校の前身にあたる馬事公苑では岡部幸雄氏、柴田政人氏、伊藤正徳氏など同期生で、のちに「馬事公苑花の１５期生」と称された。

１９６８年にデビューし、その年は１４勝を挙げ、関西記者クラブ賞新人賞を受賞する華々しいデビューを飾った。その後、３年目の１９７０年にはタニノモスボローで京都4歳特別を制し重賞初勝利を挙げ、そのまま勝ち星を稼ぎ年間リーディングを獲得。その後は７６年の春の天皇賞では“きまぐれジョージ”の異名をとったエリモジョージに騎乗し逃げ切って優勝、７７年の皐月賞ではハードバージに騎乗し馬事公苑の同期柴田政人氏、伊藤正徳氏との叩きあいを制するなど、記憶に残る名勝負を多数残しながら、９年連続リーディングジョッキーに輝くなど「天才」名を独り占めした。

しかし、１９７９年３月４日の毎日杯において落馬事故に遭い、その輝かしいキャリアに終止符を打つこととなった。

通算成績５０８６戦９８３勝。重賞はＧＩ９勝を含む４９勝。