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【中央所属馬の評価】
　ホワイトフーガは昨年のこのレースの勝ち馬。モーニン、ベストウォーリア相手の前走さきたま杯を４馬身差圧勝は、牝馬ダートグレード競走レベルを超えている。昨年同様58キロ。川崎コースは３戦全勝。弱点が見当たらない。

　タイニーダンサーは昨年の関東オークス勝ち馬。以降未勝利ながら大崩れなく堅実に走っている。川崎コースの適性高く、レース振りも自在。前走牡馬相手のかきつばた記念４着と復調気配が感じられる。

　アンジュデジールは今年の関東オークス２着。勝ち馬から４馬身差と離されたが、道悪を正攻法の競馬で収穫は大きい。マイルはベストで、52キロも有利。３歳馬の勝利ならラヴェリータ以来８年振りとなる。

　サクラフローラはＪＲＡダート４勝で、現状は1600万で足踏み。1150～1400ｍ中心でマイルは初距離となるが、血統からはこなせるはず。できれば先行したいが外枠だけに、うまく捌けるかどうかがカギになる。

【地方所属馬の評価】
　地方勢の中心はララベル。前走のマリーンカップでは強気の逃げで、最後もうひと脚使っての２着。再びひと息入ったが、休み明けは【2-1-0-1】と走る。1600ｍ【3-2-0-0】とベスト。川崎コースも２戦２勝と得意。

　タマノブリュネットは南関東転入初戦。ＪＲＡ在籍時は16年レディスプレリュードでホワイトフーガを破っている。川崎コースもＪＲＡ交流に勝つなど実績ある。移籍初戦で陣営的には手探りだが、馬の能力的には勝てるだけの力は持っている。

　園田のトーコーヴィーナスも昨年のレディスプレリュードでホワイトフーガに先着の２着と健闘。スピードありやや単調な逃げ馬だが、常に全能力を出し切る。今回最内枠だけに、迷わず行けば怖い存在。

　プリンセスバリューは前走牡馬相手のオープンで２着。ダートグレード競走ではひと息だが、好調さを生かせれば。

　ドンナディヴィーノはＢ級で入着ラインだけに、素質は別として、現状では厳しいか。

　笠松のウリャオイは意欲的な挑戦だが、スピード面で厳しいレースが続いている。

　同じく笠松のタッチデュールは６歳時2.4秒差５着はあるが、近走は衰えが感じられるだけにどうか。

　高知のタッチスプリントは小柄で、切れが身上もダートグレード競走では物足りない。

【解説者の予想】
　左回りマイルでは無類の強さを誇るホワイトフーガの連覇だろう。さきたま杯では牡馬Ｇ１級をひとまくりで破り、昨年以上の勢いがある。３戦３勝の川崎コースで、58キロも克服済みだ。
　ここは相手探し。川崎マイル大歓迎のララベル、転入初戦も実績あるタマノブリュネットが有力だ。
　52キロのアンジュデジール、マイルが合えばタイニーダンサー、サクラフローラ、昨秋の再現ならトーコーヴィーナスまで。

◎ホワイトフーガ
○ララベル
▲タマノブリュネット
△アンジュデジール
△サクラフローラ
△タイニーダンサー
△トーコーヴィーナス