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2016年8月16日   クラスターカップ (盛岡競馬)  

盛岡競馬   第10レース   重ハンデは実力の証!ダノンレジェンド
全国公営競馬専門紙協会 エイカン

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【中央所属馬の評価】
ダノンレジェンドは2014年12月のカペラS(G3)で重賞を初制覇すると、ここまで重賞ばかり10戦を使われ、7勝、2着1回、3着2回。敗れた3戦を分析すると、昨年の北海道スプリントC(Jpn3)は外、外を回らされる展開が響き、前々走の東京スプリント(Jpn3)は致命的な出遅れによるもの。よって、負けらしい負けは逃げたコーリンベリーが強かった昨秋のJBCスプリント(Jpn1)の2着だけということになる。黒船賞(Jpn3)→東京スプリント(Jpn3)→北海道スプリントC(Jpn3)の臨戦過程は昨年とまったく同じ。その昨年は4角手前で先頭に立つと2着のポアゾンブラックに6馬身差をつける大楽勝。今年の負担重量は上限の60キロとなったが、それでも連覇の可能性は十分と言えそうだ。

ブルドッグボスはデビューから一貫してダートの1200~1400mを使われてきたこの路線のスペシャリスト。ここまで14戦して5着以下は1度もない。昨年暮れの仲冬S(1600万下)を勝ってオープン入りすると、ジャニュアリーS3着ののち、太秦S、千葉Sとオープン特別を連勝。前々走からダートグレード競走に参戦し、東京スプリント(Jpn3)がコーリンベリーの4着、かきつばた記念(Jpn3)がノボバカラの2着。重賞タイトル獲得が十分に視野に入ってきた。

マキャヴィティはデビュー当初は芝、2歳後半~3歳前半は全日本2歳優駿(Jpn1)4着、ジャパンダートダービー(Jpn1)7着などダートの選手権路線を歩んでいたが、デュランダル産駒らしく、ダートの短距離に的を絞って本格化。今年1月のオープン緒戦・ジャニュアリーSを後方から直線一気の豪快な競馬でいきなりオープン特別勝ちを決めている。前走の京葉Sは1番人気に支持されながら10着と凡退しているが、デビューから一貫して使い込んで成績を上げてくるパターンだけに久々が影響したものと推察される。

ワイドエクセレントは中央デビュー9、17、14着で地方へ移籍。道営1、1着→兵庫3、1、1、1、1着→大井1、1、3着の好成績で一昨年の5月に中央へ復帰すると条件クラスを8戦3勝でクリア。今年2月のブラッドストーンS(1600万下)をフクノドリームに競り勝ってオープン入りを果たしている。オープン緒戦の千葉Sはスタートでアオッて流れに乗れず8着と敗れたが、続く京葉Sはキタサンミカヅキ、ニットウスバルと同タイムの3着。オープンでもやっていけるメドを立ててきた。

フォーエバーモアは年明けとともにダート路線へ。もともとは新馬→特別を連勝し、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)3着、クイーンC(G3)勝ち、桜花賞(G1)8着、オークス(G1)11着という牝馬クラシック路線を歩んだ芝の実績馬。ダートに転じてからは1月の山科S(1600万下)で豪快に差し切り勝ちを収めオープン入り。続く2月のすばるSも4角13番手から大外を豪快に伸びて3着。完全にダートでもやっていけることを示している。前走のマリーンC(Jpn3)こそ牝馬限定ながら勝ち馬から3秒差の5着と凡退したが、これは地方初遠征で距離がマイル。守備範囲を超えていたものと考えられる。

【地方所属馬の評価】
岩手生え抜きのラブバレットは昨年の3着馬。2着のポアゾンブラックから4馬身離されたが、サマリーズやジョーメテオ、エーシンビートロンといったところには先着しており、それなりの価値は見い出せる記録。その後、11月には1着賞金1000万円の地方全国交流競走・笠松グランプリ(笠松1400m)に遠征し、サトノタイガーらを降して見事優勝。短距離路線では地方屈指の実力馬であることを証明している。今年はダートグレード戦線を主体に使われ、3月の黒船賞(Jpn3)7着、5月のかきつばた記念(Jpn3)6着、6月のさきたま杯(Jpn2)7着。先行して見せ場は作るものの結果はもうひとつ。しかし、すべては地元開催のこの競走への糧。確かな成長は示しており、昨年以上の結果を期待したい。

道営のクリーンエコロジーは中央芝5勝の元中央オープン馬。オープン勝ちはなく、ダートではこれといった結果を残していなかったが、地元開催の6月の北海道スプリントC(Jpn3)では中央勢の一角を崩す4着に食い込んだ。前走の地方全国交流・習志野きらっとスプリント(船橋1000m)でも4角13番手からメンバー最速上がりを繰り出し、直線だけで5着まで追い上げており、ダート戦でも力を発揮できるようになってきたとの印象を受ける。

【解説者の予想】
重賞7勝のダノンレジェンドに対して、ブルドッグボスは重賞未勝利。この実績差は語るまでもないが、6歳馬の前者が60キロで4歳馬の後者が54キロとなると、ほぼ互角の評価が必要ではないだろうか? 3番手は地元の期待を背負うラブバレット。トライアル・岩鷲賞の勝ちっぷり、時計なら、準ホームコースのここは見せ場以上まで。次群はやはり中央勢でマキャヴィティワイドエクセレント、そしてフォーエバーモアが横一線との印象。

◎ダノンレジェンド
○ブルドッグボス
▲ラブバレット
△マキャヴィティ
△ワイドエクセレント
△フォーエバーモア

おすすめ買い目

馬単 5→1 5→14 5→11 5→10 5→3

 

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