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2016年8月12日 くろゆり賞(SP1) (笠松競馬) ツイート
笠松競馬 第10レース 古馬重賞制覇なるか バズーカ
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
東海公営の3歳重賞を席巻したバズーカ。古馬になってからは重賞未勝利だが、兵庫のオープン特別勝ちはあるし、ここは唯一の遠征馬になる。古馬重賞も兵庫馬にやられっぱなしだけに、注目しないわけにはいかないだろう。地元サルバドールハクイ、クワイアーソウル、ホッコージョイフルにも頑張ってほしいが、ベストが1400mだったり1900mだったり。最近の傾向からすると次位もアップアンカー、ヴェリイブライトの名古屋勢になってしまうのか。
バズーカは東海ダービー、秋の鞍、岐阜金賞と当地区での強さはご存じの通り。前走は強引過ぎたが、見せ場たっぷり。笠松であらためて。「今思えば、中5日で能検に自主参加したのが裏目に出たかな。それもあって今回は併走でしっかり仕上げた。しまい脚は上がったが、あの時計なら上々。距離的にも今回の方がいいし、巻き返しに期待」。
サルバドールハクイはもうひと押しが利かないのは相手関係? それでも堅実に走れているのは頼りになる。1600mなら対応できるはず。「中1週だから疲れを残さないように調整したが、好仕上がりだよ。転入戦で結果を出した距離だし、奮起を期待したいね」。
クワイアーソウルは壁に阻まれている格好だが、重賞狙いのゆったりとしたローテーションには好感が持てる。それに前走よりはくみしやすいのでは。「調整の難しい時季ですが、本数も乗れて仕上がりは上々です。距離を考えれば外枠も悪くないですし、勝負どころでうまくギアが入れば」。
ホッコージョイフルは兵庫馬には及ばなかったが、サルバドールハクイに続けて先着は評価せねば。この距離でも格好はつけられるはず。「無駄使いしないでここまで待ったし、いい状態で出せるのは何より。1600mまでは守備範囲だし、流れに乗って競馬ができれば」。
アップアンカーは昨年ほどではないが今年もここにきて2、1着。名港盃、くろゆり賞連勝からして得意の季節到来か。コースも好相性だ。「やっぱり戦績からして夏馬なんだろうね。追い切りの動きは満足できるもので、調子はいいよ。数カ月前からここを目標にレースを選び、仕上げてきた。連覇したいね」。
ヴェリイブライトは使うにつれ競馬になってきたのが実にいい。陣営は慎重だが、相変わらず攻めの動きはいいし、ここでも遜色ないはず。「この時季にしては体調面は安定していると思います。ただ、これまでの走りからして、オープンに入るとスピード不足は否めません。展開の助けが欲しいですね」。
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