Odds Park 競馬

【結論】
　昨年の覇者ウルトラカイザーこそ不在だが、牡馬の一線級が揃って楽しみな一戦となった。注目は４歳のオヤコダカ。今季緒戦のコスモバルク記念の激走は記憶に新しいところ。惜しくもハナ差で敗れたが、古馬重賞でも勝ち負けのメドが立ったし、ここは勝機十分。グランプリブラッドは昨年の道営記念の覇者で、門別では６戦して３勝、複勝率は10割。休み明けの前走は輸送の影響もあり力を発揮できなかったが、この舞台なら好勝負必至。ナムラビクターは前走、期待に応えられなかったが、あれがこの馬の実力ではない。門別コースもナイター競馬も２度目。慣れが見込める今回は見直しが必要。更に調子を上げているコルージャ、地力強化目立つヘブンズゲートにも注意したい。

【詳細解説】
　オヤコダカは昨年の３歳三冠レースで二冠(北斗盃、王冠賞)を制した現４歳最強馬。今季緒戦のコスモバルク記念ではハナ差２着だったが、一昨年の道営王者ウルトラカイザーと五分に渡り合った力は素直に評価できる。57キロも不安なし。今回は強敵ウルトラカイザー不在。ここは、古馬重賞初制覇のチャンス。

　グランプリブラッドは、昨年、道営記念を含め、重賞３勝を上げて道営王者に輝いた。今季緒戦は、盛岡に遠征してシアンモア記念に挑戦。結果は３着だったが、休み明けで輸送の影響も大きく、ベストの状態とはいえなかった中で、あれだけ走れたのはこの馬の地力。今回は門別に戻り、良績ある2000メートル。巻き返し必至。

　ナムラビクターは転入緒戦となった前走のコスモバルク記念で１番人気に支持されたが、結果は５着。しかし、初コースで初ナイターだったし、あの一戦だけで評価を落とすことはできない。中央では重賞勝ちした実績馬。２戦目で慣れが見込める今回は、今一度、注目。

　コルージャは転入緒戦のコスモバルク記念で３着。続く前走でＡ１特別を快勝。門別の水が合うようで、稽古の動きは更に良くなっているし、緒戦以上にやれそうな雰囲気。再び重賞に挑戦するが、今なら一角崩し、いやそれ以上も可能だろう。

　ヘブンズゲートは前走、自己条件とはいえ、マイペースに持ち込んで、鮮やかな逃げ切り勝ち。上がりも優秀だったし、ひと冬越しての成長の跡が窺えた。昨年の道営記念でオヤコダカに先着。パワーアップした今なら、ここでも好勝負に持ち込む。