Odds Park 競馬

本日メインはＧＲＡＮＤＡＭＥ－ＪＡＰＡＮ２０１６の３歳シーズン第７戦目・のじぎく賞。本命はクラトイトイトイ。船橋競馬所属だが、２走前から積極的に遠征を続け、現在重賞連勝中。同シーズン第４戦目だった前走の東海クイーンＣでは２着馬と０秒２差ながら、その差以上に手応えには余裕が感じられた。今回もその前回と同地区戦だけに当然の主役と言えるだろう。ただ、船橋から３戦連続の遠征競馬という点で見えない疲れも多少懸念されるところ。そこで取り上げたいのが、前走から兵庫に再転入してきたナツ。クラトイトイトイとは南関東在籍時に２度対戦し２連敗しているが、３走前のレースでは時計差無しの接戦。地の利を生かせられれば逆転も見えてきそうだ。ディアマルコ、キタノアドラーブルは次点評価ながらクラトイトイトイに着差以上の完敗をしているだけに、ここでの逆転となるとどうか。未知な部分でエンジェルズソング、イノセントワールドも押さえるが、この４頭はあくまで２着候補扱いまで。

クラトイトイトイ...前走の東海クイーンＣは発馬からスンナリと先手を奪うと、道中も余裕の手応え。４コーナーまで後続を引き付けてから直線で突き放すという完勝の内容だった。遠征競馬が続く点は多少気になる材料だが、前走の楽勝内容を見れば、今回に向けてのダメージも少なそうに思える。重賞連勝の勢いでここも奪取か。

ナツ...兵庫再転入初戦の前走はスンナリ好位から３コーナースパートで楽に抜け出し完勝。以前在籍時はスタート面の遅さや、仕掛けてから素直に反応できない面など課題は多かったが、前走の走りを見る限り、その課題は克服されたように感じる。昨年の園田ＰＣでも遠征馬相手に２着と好走。成長した今なら勝ち切れるはず。

ディアマルコ...前走は勝ち馬と０秒２差の２着ながら、手応えの差はかなり大きかったように感じる内容だった。ただ、２走前の若草賞時よりは前半から積極的な勝負に出た上での短縮内容だけに、同じ敗戦でも成長の窺える走りはしていた。牝馬同士なら今回も上位争い可能だろう。

キタノアドラーブル...前走の駿蹄賞は２着だったが、負けた相手は現在東海地区で重賞４連勝中の牡馬カツゲキキトキト。牡馬相手でもシッカリと好走できるようになってきており、上記馬に完敗した東海クイーンＣ出走時よりも短期間で力を付けてきたように感じる。

エンジェルズソング...初距離戦だった前走は４着だったが、最後の直線で外に持ち出されてからの反応は上々のモノだった。今回は距離２走目の上積みが見込めそうだし、展開縺れれば浮上の目も。

イノセントワールド...今回初重賞挑戦だが、同地区から遠征のディアマルコと遜色ない時計で好走、かつ遠征重賞でも好成績を残す雑賀正厩舎という点でも侮れない一頭。粘り込みに注意。