Odds Park 競馬

【中央所属馬の評価】
　モーニンはデビュー７戦目でＧ１フェブラリーＳをレコードタイムで制覇。重賞初挑戦となった武蔵野Ｓで３着に破れたが、【6-0-1-0】とほぼパーフェクトの成績。パワフルな馬体、走法、鞍上の指示に瞬時に反応する競馬センスは、新王者に相応しい。
　ノンコノユメは近年では珍しい異端の追い込み馬。モーニンとは１勝１敗でまだ決着は済んでいない。大井2000ｍの勝ち鞍はあるが、本質的には直線が長く広いコース向き。スパイラルカーブを味方に、ロングスパートが決まれば。
　サウンドトゥルーはこの船橋の日本テレビ盃で初重賞勝ち。ＪＢＣクラシック２着、チャンピオンズＣ３着の後、東京大賞典でホッコータルマエ、コパノリッキー等を破る殊勲を挙げた。自身マイルに良績も、今回の相手はそれ以上のマイル巧者。得意の直線勝負にどうやって持ち込むかがカギになる。
　コパノリッキーは新興勢力に押され気味の近況。しかし、Ｇ１レース５勝の力は無視できない。先行して目標にされやすいだけに、生きのいい差し馬相手は楽ではない。鞍上に秘策あれば。
　ベストウォーリアは南部杯連覇の名マイラーだが、その２戦は正直相手に恵まれた。久々の前走は差のない競馬が出来たが、最後のひと押しに課題。

【地方所属馬の評価】
　ハッピースプリントは２走前の浦和記念で、古馬ダートグレード初勝利。昨年の３着からも本質的にはマイル向きで、今回も宮崎光行騎手で昨年以上を狙いたい。
　ソルテは待望の古馬ダートグレード初挑戦。マイル前後に絞り目下重賞６連勝、通算で８勝目。満を持しての挑戦で、今回真価を問われる。
　高知のブランクヴァースのＪＲＡ３勝は芝の長距離で、ダートでは前２走、佐賀記念、ダイオライト記念大敗というのが、ダートグレード競走での実力だろう。
　タイムズアローは目下絶好調だが、時計面を含めダートグレード競走、それもJpn1となると厳しいだろう。
　タッチデュールは２走前のマリーンＣで４着と好走。牡馬相手のここは厳しいレースになりそうだ。いつも通り後方から展開待ち。
　メジャーアスリートは５年前の全日本２歳優駿２着馬。連闘の繰り上がり出走だけに、期待はしづらい。
　クレバーサンデーは南関東A2クラスだけに苦戦必至だろう。

【解説者の予想】
　フェブラリーＳを横綱相撲でレコード勝ちしたモーニンが中心だろう。競馬センスは抜群で、初の地方競馬の馬場でも大きな期待ができそうだ。武蔵野Ｓでモーニンに土を付けたノンコノユメが逆転候補の筆頭。本質的に広く直線の長いコース向きだが、中山でみせたまくりが決まれば、再度金星の期待も。
　東京大賞典を制したサウンドトゥルーもマイル適性では劣るが、力勝負では互角。なにより船橋は躍進のきっかけとなったゲンの良いコース。
　コパノリッキーは脚質的に目標にされる不利が予想されるが、鞍上は先日の天皇賞（春）でも隙のない競馬をみせただけに侮れない。ベストウォーリアも脚質に幅を増した近況だけに、軽視は出来ない。

◎モーニン
○ノンコノユメ
▲サウンドトゥルー
△コパノリッキー
△ベストウォーリア