Odds Park 競馬

◆中央馬
◇ノボバカラは３歳時、ユニコーンＳでノンコノユメの２着あり。古馬相手になって勝ち切れない時期もあったが、ここにきて1600万、オープンを連勝。勢いそのままに交流グレードに殴り込んできた。その初戦がこのレース。いかにも本馬向きの条件と思えるのだが。

◇スノードラゴンは一昨年、高松宮記念２着、新潟のスプリンターズＳ優勝と芝での活躍が有名だが、実は（７７３11）とダートでもオープン勝ちのある短の差し馬。交流グレード④②着はともに僅差。重い名古屋の馬場、59キロがどうかだが、叩き３走目であえての交流参戦は何とも不気味だ。

◇タガノトネールは芝2000ｍの新馬勝ちもあるが、ベストは４勝を挙げたダ1400ｍか。昨年オープン入りしてサマーチャンピオンで重賞初制覇。南部杯２着もさることながらフェブラリーＳなど府中の主要重賞の内容からここにきての進境度が何ともいい。前々で運べるのも魅力。

◇レーザーバレットは昨年のこのレース２着から交流グレード戦線を歩み、オーバルスプリント、兵庫ゴールドトロフィー勝ちなど（２１１２）。地方の砂や小回りもまずまずこなしている。大井1200ｍでは後ろからになるが、1400ｍの流れならそれなりの位置から運べている。もちろん狙うは昨年以上だ。

◇ブルドッグボスはダート1200ｍメインに中央場では（６３２１）。唯一馬券から外れたレースも０秒１差４着と、その安定感は目を見張るものがある。前走、初重賞で伸びあぐねたのは力関係、馬場というよりナイターの影響とか。オープン特別２勝の実績。今度は違うはず。

◆地方馬
◇ケントリュウコウは例年、年が明けるとエンジンがかかり出す馬だが今年は（１０２６）とこの馬にしてはかなり平凡。年齢的なものもあるのかも。前走も好調キープでの結果だった。グレード競走では一層厳しくなりそうだ。

◇ラブバレットは前走もナムラタイタンには敵わなかったが、岩手No.２の座を狙うかの地の生え抜き５歳。黒船賞こそ７着に終わったものの、クラスターＣ３着、さきたま杯４着は見せ場たっぷり。笠松ＧＰ快勝は記憶に新しい。ベストの1400ｍで初グレード制覇を狙う。

◇イワクラギンガは逃げて差してオープン特別を２勝。生え抜きの７歳牝馬が成長を続けている。05年かきつばた記念を勝ったヨシノイチバンボシの下だけはあるようだ。ついに兄と同じ舞台に。血が騒ぐか？

◇ブライトシンプーは当地生え抜きで息の長い活躍。勝ち切れないまでもパンとすればこれくらい走れていい。が、対外試合でどうこう言うほどではない。４歳時は２秒１差７着。それ以来の交流グレードとなるが...。

◇アップアンカーは地方の小回りに適性を見せ、距離・展開不問の活躍。夏の名物重賞・名港盃、くろゆり賞を連勝している。が、当初は短差しの印象があった馬だ。流れに何とかついて行ってひと脚繰り出したい。

◆見解
　今年から中央馬の枠が５頭に。しかもなかなかの粒ぞろいで、鞍上も達者な人ばかりがやってきた。地方馬は回避が相次ぎ、代表は岩手のラブバレットになるが、掲示板があればというのが正直なところだろう。
　さて、その中央馬だが、順番付けが難しい。安定感ではブルドッグボス、充実度ではノボバカラ、タガノトネール、実績ではスノードラゴン、レーザーバレットといった感じか。ここでは期待料込みで４歳２頭を上位としてみた。
◎ブルドッグボス
○ノボバカラ
▲タガノトネール
△レーザーバレット
×スノードラゴン