Odds Park 競馬

グランダムジャパン２歳シーズンがいよいよ開幕。その第一戦目が今回の園田プリンセスカップ。本命はデビューから無傷の３連勝中スマイルプロバイド。前走は中間に熱発があり、満足の行く調整とはお世辞にも言えない状況だったが、終わってみれば完勝の内容。鞍上の杉浦Ｊも「まったく走りに問題なかったですね。むしろ直線向いてからのハミ受けが前走よりもかなり良くなっていましたよ」とのことだった。今回はビッシリと追い切りも消化。仕上げに抜かりはない。ホッカイドウから遠征のランランランも速力が魅力。前走は息の入れづらい展開ながらも４着。マイペースの形なら押し切りも十分。他では、鋭い末脚を有するナツ、前走の笠松・秋風Ｊ３着シャイニーネーム。展開次第でエムティーシャトルとハッピーガールも上位進出可能。

スマイルプロバイド…前走は一頓挫明けを感じさせないレース振りで完勝。その後も順調に中間乗り込まれており、今回出走のナツと併せ馬で行われた１２日の最終追い切りではシッカリと先着。４Ｆ４９秒台と破格の時計もマークした。デキは間違いなく前走以上、更なる高パフォーマンスが期待できそうだ。

ランランラン…前走の道営２歳ＯＰ戦は前半から終始２着馬に突かれてしまい、息の入れづらい形に。その点を考えれば、悲観するほどの内容ではなかったように感じる。ワンターンの門別コースから、今回はコーナー２回の園田コース。コーナーが増える分、息も入れやすそうだ。

ナツ…前走はスタート出遅れてしまい中団からの競馬。道中もモタつく動きになっていたが、３コーナーで外に切り替えてからは良い反応を見せて２着。デビュー前から続くスタート面の課題、ここをどうクリアできるかが今回もポイントだろう。

シャイニーネーム…前走の秋風Ｊは３着だったが、向正面から終始４頭分外を回らされる展開。そんな距離ロスがありながらも、直線は伸び続けていた。笠松転入後から未だ勝利はないが、内容は高いレベルで安定している。

エムティーシャトル…前走のフルールＣはテンから置かれる形になったが、直線に入ってからはしぶとく盛り返して３着。切れるというよりも、上がりの掛かる勝負でこそのイメージ。出入り激しい展開になれば一発も。

ハッピーガール…笠松転入初戦の前走は５着だったが、勝ち馬に早め勝負に出てのモノ。初距離だった点も考慮すれば、着順ほど悪くない結果に思える。道営２勝馬、実績は決して見劣らない。