Odds Park 競馬

　新年度最初のメインレースは混戦のメンバー構成でなかなかの難解戦で波乱の要素がたっぷり。そのなか、今回降級戦のナムラバクサイを筆頭推奨する。この中間はシッカリと乗り込まれているので少し間隔が開いても問題は無い。近走は振るわないが降級利を活かし一変に期待。相手候補は前走先行策が裏目に出てしまったミライヘノカゼと昇級戦だが前走勝って勢いに乗るスケルツァンドの２頭。他に距離短縮は歓迎材料のサクラオードシエルや単騎逃げなら渋太いアスカタン、叩き２走目で前進可能なマイアリエスがその後に続く。

ナムラバクサイは近走は二桁着順が続き成績は振るわない状態。それでも過去にはこのクラスで勝利経験があり、ひとつ上のＡ２クラスで連対もしているほどの馬なので実力は一枚上の存在。ただ、その頃に比べるとデキはまだまだ。この中間はその立て直しを図って多少状態は上向きつつある。テンに速い馬が数頭いるのでスンナリと先行できるかどうかがカギになるが、スムーズに運べればメンバー的にアッサリ勝ってもおかしくない。

ミライヘノカゼは移籍後まだ馬券圏内に入ってはいないが、ここ３戦は勝ち馬から０秒７差以内。前走はスタートから積極的に進み、道中は２番手だったが、最後は甘くなってしまって５着。現状では道中は脚を溜めるスタイルの方が良さそう。この中間も順調で追い切りの動きも軽快そのもの。今回は松浦騎手が初めての騎乗だが、終いにかける騎乗には定評があるのでうまくハマれば一発あってもいい存在。

スケルツァンドは今回が昇級戦。前走は３コーナー手前から行き脚がつくと、そこからグングン追い上げていき、４コーナーでは大外を回して豪快な差し切り決めた。以前このクラスに在籍していた時は苦戦が続いていたが、前走で鮮やかに勝ち、勢いのある今回なら難なく突破してもおかしくないだろう。

サクラオードシエルは今回が移籍３走目。前走は距離延長で臨んだ一戦だったがこの距離特有のスローペースが仇になり、終始引っ掛かり気味で折り合いを欠いてしまっていた。それが影響し終いは甘くなってしまった。今回は２走前にタイム差無しの２着に追い込んできた時と同じ1400ｍ戦に戻して巻き返しを誓う。

アスカタンは今回のメンバーでもテンの速さは上位。前走は脚抜きの良い馬場と、マイペースに持ち込めたことで３着に粘り込んだ。今回は先行タイプの馬は数頭いるが、ハナを主張してきそうな馬は少ないので、この馬がスンナリと逃げることができそう。単騎逃げができれば最後まで渋太く粘り込むので警戒が必要。

マイアリエスは今回は移籍２戦目。前走は多少太め残りの感じがあったが、マズマズ見どころのあるレース振りだった。今回は叩き２走目である程度馬体は絞れるだろう。距離延長もこの馬にとって歓迎材料なので、当日マイナス馬体で出てくれば好勝負が可能だ。