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2014年12月24日   兵庫ゴールドトロフィー (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   兵庫タガノジンガロが地元勢悲願の初制覇へ!
全国公営競馬専門紙協会

sonoda04.jpg【中央所属馬の評価】
サマリーズ…中央のオープンでは結果が出ていないが、地方ダートグレードは2勝の実績。二の脚が非常に速く安定した先行力があるだけに、やはり地方小回りコースがベスト。園田は初参戦もむしろ歓迎だろう。気になるのは距離面。近走で挙げた2勝はいずれも1200メートル戦。1400メートル以上の古馬混合ダートグレードは②⑥⑪④着と、3歳時に連対はあるものの以降は馬券圏内に届いていない。ここは距離対応が最大のカギとなりそう。

セレスハント…前走の北海道スプリントカップJpnⅢ3着と、好相性のレースであったにせよ交流重賞ならまだまだやれるところを見せた。勝ち切るまでの爆発力こそ欠けるが終いは確実に寄せるだけにここでも軽視はできない。ただ今回は5ヵ月以上の休み明け。元々間隔が開くこと自体は苦にしないタイプだが、高齢となって順調さを欠いた点は気になる材料。ここ3年の馬券圏内はすべて1200メートル戦と距離延長もプラスとは言い難く、ここは割り引きが必要か。

タイセイレジェンド…昨年の東京盃までは地方ダートグレードに限れば7戦すべて連対、その中にはJpnⅠ勝ちも含まれるなど実績面は断然と言える存在。長期休養を挟んだ今年は案外な結果が続いたが、前走のJBCスプリントJpnⅠでコンマ1秒差3着と漸く復調。今回のメンバーなら地力は一枚上だけに、本調子さえ取り戻したと見ればここも好勝負になるはず。あとは前走より斤量2キロ増がどこまで影響するか。

メイショウコロンボ…今回休み明けとはいえ前走でJRAオープンを勝ち勢いに乗る。キャリア17戦中着外は僅か5回のみ。特に逃げた時は3走前を除けばすべてで3着内と非常に安定。その3走前も初の重賞挑戦ながらハナを奪いコンマ6秒差なら上々の内容と言える。今回は初の地方遠征に加え1400メートル戦も未経験と初物づくしな点がカギとなるが、JRA重賞でもハナを切れるスピードがあるなら十分対応可能なはず。3ヵ月以上の休み明けはこれまで①②③①着とポン駆けも効く。

【兵庫所属馬の評価】
タガノジンガロ…兵庫移籍後2戦目でかきつばた記念JpnⅢを制し素質開花。今回のメンバーで今年のダートグレードを制したのは本馬とサマリーズのみ。充実度なら中央馬と比較しても最上位の評価ができる。5走前さきたま杯は左回りが合わず、前走のみやこステークスは中距離のペースアップに戸惑うなど好走条件に注文は付くが、今回の右回り1400メートル戦は最も力を発揮できるベスト舞台。中央勢は先行タイプが多いだけに差し脚を生かせる点も強み。

タガノバロット…2~3走前には地元のオープンを連勝と目下好調。これまで地元重賞のほとんどで人気以上の走りを見せるなど相手強化でも力を発揮できるタイプではあるが、さすがにダートグレードとなると地力で劣る感は否めない。

ティアモブリーオ…JRA在籍時は準オープン勝ちを含め5勝を挙げるなど過去の実績は悪くないが、以降オープンクラスで頭打ち、南関東移籍後もA2級で勝ち切れずではここではパンチ力に欠ける。相手なりに走れる点を生かし入着があれば。

スターボード…一昨年には東京スプリントJpnⅢで3着があるものの、昨年のダートグレード2戦はいずれも大差負け。一頃の勢いは感じられず、加えて今回休み明けでは情勢は厳しい。本質的に距離も少し長い印象。

【他地区所属馬の評価】
ジョーメテオ…前走の笠松グランプリでは勝負どころから一気に加速し4馬身差の圧勝。後方一手だけに馬場状態や展開に左右されるが、今年2月にはJRA重賞でもコンマ3秒差まで迫るなど嵌った時の決め手は中央馬相手でも十分通用するもの。近走の充実ぶりや斤量面の恩恵を考えれば、先行激化で台頭の可能性は十分。

サクラシャイニー…JRA在籍時は成績不安定ながらオープンクラスで3着3回の実績は評価できる。昨年の当レースは高知所属のエプソムアーロンが地元戦を圧勝した勢いで2着。本馬もそのパターンと酷似しているだけに不気味さが漂う。

クリスタルボーイ…前走の大敗はペースが速すぎてのもの。2走前までは5走連続3着内と目下好調と言える。見逃せないのが今年の春にダートグレードを2回走りいずれも5着と入着は果たしたこと。中央勢相手でもそう差のない競馬ができる点は魅力だし、当時に比べ今回は斤量に恵まれたことを思えばさらに着順を上げる可能性も。

コアレスピューマ…過去には東京スプリントJpnⅢ3着の実績があるが、以降は勢いも薄れ今年は地元南関東で一度も馬券圏内なし。軽斤量とはいえ現状では強調材料に欠ける。

【見解】
 中央勢に確たる主役不在で混戦模様。地方勢にも十分チャンスがある一戦と見ていい。本命は地元兵庫タガノジンガロ。兵庫移籍後はダートグレードで①⑦③着と本年の成績は中央勢と比較しても上位。舞台設定も申し分なく、早くから当レースを目標に置き態勢も万全。ゴールドトロフィー地元馬初勝利へ大いに期待が高まる。タイセイレジェンドは前走で復活をアピール。地力は上位だけに斤量増を苦にしなければ。メイショウコロンボは未知な面が多いが自分の形に持ち込めばここも好勝負に。クラスターカップを制し好調目立つサマリーズも距離延長を苦にしなければ差はないし、他地区地方勢のジョーメテオサクラシャイニーも充実度と斤量面から侮れない。

◎タガノジンガロ
○タイセイレジェンド
▲メイショウコロンボ
△サマリーズ
×ジョーメテオ
×サクラシャイニー

 

おすすめ買い目

馬単 6→10 10→6 6→8 8→6 6→2 6→1 6→3 10→8

 

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