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2014年11月26日   兵庫ジュニアグランプリ (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   一気のダートグレード制覇へ視界良好!キャプテンシップが混戦に断!
全国公営競馬専門紙協会

sonoda08.jpg【中央所属馬の評価】
ウィッシュハピネス…ダート戦は2戦2勝。いずれもハナを奪い直線で後続を突き放す内容で、未勝利戦は6馬身、前走のエーデルワイス賞(JpnⅢ)は余力残しで3馬身差と勝ちっぷりも優秀。抜群のスタートセンスに加え反応も俊敏と、浅いキャリアながらレース内容の安定感も光る。初コースにも難なく対応できそうだ。前走でダートグレードを制し力上位は証明済みだけに、ここは経験のない1400メートル戦への対応がカギ。スピードの違いで距離延長を克服できるかが焦点に。

キャプテンシップ…新馬戦は逃げて快勝、前走のヤマボウシ賞(500万下)は後方から一気の差し切りと、キャリア2戦ながらいずれも中身の濃い内容。特に前走は反応にモタつきながらも前を捕らえてからはまだ余力すら感じられ、着差以上に強い内容と言える。時折幼さを見せた前走内容から初の小回りコースの対応に一抹の不安は残るが、実績やレース内容からもまだまだ底を見せていないだけに、力さえ出し切ればここも十分勝ち負けになる。

タケデンタイガー…芝とはいえ函館2歳ステークス(GⅢ)2着があるなど実績的には格負けしない。前走は休み明けに加え初距離での敗戦だっただけに、まだ力負けと判断するのは早計。初のダート戦となるが、力の要る洋芝で全連対、父母系ともにダート実績十分の血統背景からも対応可能だろう。追ってしぶとい勝負根性を武器に巻き返しを狙う。

トーセンラーク…戦歴はすべて芝だけに初のダート戦がカギとなるが、父は米国産、母は現役時代ダートで3勝を挙げるなど、血統面からはむしろダート変わりは歓迎と言える。自身も洋芝のクローバー賞(OP)を好時計で勝利しているように力の要すダートは合うはず。前走もGⅢクラスで差のない3着と実績面は申し分なし。初馬場に戸惑いさえしなければここも好勝負に。


【兵庫所属馬の評価】
トーコーヴィーナス…デビューから無傷の5連勝。これまでの着差や走破時計は決して目立つものではないが、前走の若駒賞ではレース後まったく息が乱れていなかったように、まだ一度たりとも本気の走りを見せていない。この手のタイプは相手強化でこそ真価を発揮するはずで、JRA勢が相手となればさらなるパフォーマンスの上昇が見込めそう。最終追い切りで見せた2歳馬とは思えぬ規格外の動きからも秘める能力は相当のはず。常識的には一気の相手強化は不安がつきまとうが、ヴィーナスに関しては楽しみの方が大きいと言えそうだ。

ハヤブサヒカリ…3走前には認定戦勝利があるものの、当時のメンバーは決して一線級とは言い難い。ここに入ると劣勢は否めず。

ココイチバン…兵庫移籍後はすべて3着内。認定勝ちはないが相手なりに競馬ができる点は強み。とはいえここは一気の相手強化だけに、流れ自体に乗り切れるかが疑問。

ミキノデイジー…唯一の勝ち鞍は3組戦。他の地元勢と比較しても実績、走破時計ともに見劣るだけに手は出しづらい。

ゲイルヘイロー…移籍初戦、初距離の前走で大敗とまだまだ課題が山積み。ここでの一変は見込みづらい状況。


【他地区所属馬の評価】
オヤコダカ…4走前には地元門別の重賞で3馬身差をつけ快勝するなど、道営の現2歳世代ではトップクラス。小回り向きの確かな先行力もあるだけに侮れない存在だが、ダートでJRA勢と初めて対戦した前走の北海道2歳優駿(JpnⅢ)が⑤着と完敗。それも勝ちパターンに持ち込んでのものだっただけにやや力差を感じる内容だった。今回はさらに相手強化となるだけにここは少し分が悪い印象。自身の距離実績からも1400メートル戦となっての上積みは微妙か。

ジャジャウマナラシ…南関東で7戦すべて掲示板内と大崩れなし。道中我慢の効く気性や馬群を割る底力もあり2歳馬ながらレース内容の安定感も光る。ただ近2走が地元重賞で⑤着続きとなると、JRAオープン級が相手では力関係的に厳しいと言わざるを得ない。追い切り状態から疲労はなさそうだが使い詰めで大幅な上積みも見込めないだけに、ここは入着争いまでか。


【見解】
JRA勢は3頭が2勝馬、残る1頭もGⅢクラス②着馬と、例年以上にハイレベルな一戦。さほど力差も感じないだけに難解だが、ここはキャプテンシップの地力が一枚上と見る。前走のヤマボウシ賞は着差以上に強い内容、その時の②着馬は次走で500万クラスを卒業とレベル的価値も高い。最終追い切りでは栗東坂路で一番時計を叩き出すなど、キャリア2戦ながら能力上位の裏付けは十分。当レースは3年連続で前走JRA500万クラス連対馬が優勝とデータ面の後押しも心強い。トーセンラークは初ダートだが、血統背景から適性は高いはず。となれば実績面では最上位の評価が可能。ウィッシュハピネスは距離適性が未知数も、前走も余力残しだったレース内容からすれば対応可能か。地方勢では地元兵庫のトーコーヴィーナス。力関係は未知数だが相手強化でこそ本領を発揮しそうなだけに、流れにさえ乗れればおもしろい。タケデンタイガーも前走が力負けでないと見ればそう差はない。

◎キャプテンシップ
○トーセンラーク
▲ウィッシュハピネス
△トーコーヴィーナス
×タケデンタイガー

 

おすすめ買い目

馬単 2→3 2→4 2→10 2→7 3→2 4→2 10→2 3→4

 

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