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本日のメインレースは、ダート長距離王決定戦、重賞『北上川大賞典』（３歳上、ダート2500ｍ）。一昨年２着、昨年３着のゴールドマインが今年こそタイトル制覇のチャンス。前走好タイムで上り調子のマイネルビスタ、長距離向くサクラマジェスティが相手に有力だが、底力引け取らないマヨノエンゼル、堅実ツルマルヤマトも侮れない。

ゴールドマイン…今季はみちのく大賞典で２着の後、マーキュリーカップでは強豪相手に２０００ｍの自己ベストを出して６着に健闘。前々走の重賞・青藍賞では早めに先頭に立ち粘り込む力走を見せて優勝し、今季２勝にとどまっていても、実に充実したシーズンを送っている。前走の南部杯では相手が強すぎたが、中央の厳しい流れを経験したことはプラスに働くはず。このタイトルは一昨年に２着し、昨年は３着。なかなか制覇することができずにいたが、地元同士の対決となった今年こそは王座に立つチャンスだ。

マイネルビスタ…転入初戦はブラストクロノスと同着優勝となったが、青藍賞と絆カップはともにスタートで後手を踏み４、７着。オープンではハードルが高いのかと思われたが、前走は平場とはいえ、Ａ級一組で1800ｍを１分55秒０の好タイムをマークして快勝し、着実に上昇ムード。距離さえうまくこなせればここでも首位争いが可能となろう。

サクラマジェスティ…今季がまだ勝利していないというのが不思議なくらいに見せ場十分のレースを展開している。2500ｍは初の距離となるが、血統的に長距離は向くタイプだけに、今一歩勝ち切れない今季をこの長距離戦で払拭したいところ。

マヨノエンゼル…調整に手間取ったのか今季は７月31日からスタート。その後怪我もあってまだ３戦しかしていないが、前走で本来の末脚に切れが出てきて、着実に復調ムード。
距離延長を苦にしないタイプだし、ここでも実力、実績ともに引けは取らないはず。

ツルマルヤマト…岩手転入後に掲示板を外したのは、３走前の青藍賞のみで２勝、２着３回、３着２回という抜群の安定度を誇っている。前走もすんなり２番手追走から３着に粘り込んだ。直線向いての伸び脚が少々鈍い感じだが、決してバテているわけではない。その点からも距離が延びるのはプラスか。