Odds Park 競馬

この日程でも出てくるからにはエーシンクールディだろう。２着争いは無難にいくなら２着続きのキーポケットだが、それでは面白くないという方にはデジタルゴールド、シルバーウインドを。ゴールドスピアーズ、エンタノメガミも一応押さえるが、強調はしづらい。

エーシンクールディは転入直前まで中央のオープンで差のない競馬をしていた５歳馬。動ける状態で当地へやってくると、サマーＣは持ったままでレコードにコンマ１秒差という圧巻のレースを披露し、ファンの度肝を抜いた。続く読売レディス杯、兵庫サマークイーン賞も同様で、すでにその名は全国に知れ渡っている。前走の佐賀・サマーチャンピオンは、さすがに中央馬相手だと簡単にはいかなかったが、それでも地方馬最先着を果たし、体面は保った。それから中８日だが、今回は地方馬同士でしかも牝馬同士。出てくるからには負けられまい。

Ｂ級の身であるデジタルゴールドが格上挑戦。とはいえ転入以来13戦12勝、しかも楽勝続きで、「オープンでも」との呼び声が高い馬である。不安よりも楽しみの方が…と言いたいところだが、今回は残念ながら相手が悪い。ただ、一介の逃げ馬ではないので控えても競馬はできる。２着争いにも参戦可能とみた。

シルバーウインドはブランクから復帰した４月以降、この馬らしい競馬を見せられないでいる。良くなりかけたところで得意とはいえない夏になったし、良化はスロー。とはいえ一昨年の覇者で昨年はハナ、クビの３着。名古屋牝馬のトップに君臨している馬である。あの馬には一目置くとして、まだデジタルゴールドに先着を許すわけにはいくまい。もちろん兵庫勢にも。

キーポケットはグランダム・ジャパン2010の古馬チャンピオン。今年も２、２着と堅実なスタートを切ったが、いかんせん相手が悪すぎる。日程的な面でクールディにひと泡をもくろむが…。

ゴールドピアースは現状、すんなり先行してナンボ。この枠順も微妙だ。が、園田の開催がありながら木村騎手が乗りに来た。内の好位で我慢して粘り込みを図る？

エンタノメガミにとってこの秋桜賞は一昨年３着、昨年はハナ、クビの激戦を制し、見事優勝したレース。今年もＧＤＪ戦線を目標に戦列復帰したが、思ったような走りができていない現状である。相性のいい名古屋で変わりたいが…。