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 6戦6勝で本命候補だったオオエライジンが右前肢トウ骨骨膜炎を発症し戦線離脱。その為、一気に大混戦になった今年の菊水賞。その中ホクセツサンデーを筆頭に推奨する。休み明けをひと叩きされ状態は上向いている。悲願の重賞制覇に向けて視界良好だ。相手候補は前走鋭い脚で差し切って勢いに乗るニシノイーグル。昨年の兵庫ジュニアグランプリで3着のエルウェーオージャ。その他には園田ジュニアカップで2着のグリーンアイズや前走鮮やかに逃げ切ったナナクサも上位候補だ。

ホクセツサンデーは昨年の若草賞で2着、園田ジュニアカップで3着となかなか重賞に手が届かなかった。約2ヶ月半の休養明けで臨んだ前走は内からなかなか良い伸び脚を見せた。叩き台のレースとしては上々の内容だったと言えよう。その後も順調に乗り込まれ、最終追い切りではJRAでオープンクラスにいたドラゴンウェルズと併せて相手を寄せ付けない圧巻の動きだった。馬体もふっくら見せており気合いの乗り具合も良好で仕上がり状態は万全と言える。今回は川原騎手が初騎乗となるが問題無いだろう。今度こそ初めての重賞制覇に手が届く。

ニシノイーグルは昨年の園田ジュニアカップの時は上位馬とは差がある印象を持っていた。しかし、今年に入り以前に増して末脚に鋭くなってきた。前々走では勝負所で鋭い脚を使ってオオエライジンに迫った。前走はスタートで出遅れてしまったが、向正面から進出して鮮やかな差し切り勝ちだった。中間も元気いっぱいで高レベルで安定している。徐々に馬体重が減り、細身に映る点が多少心配ではあるが勢いに乗って一気に差し切る場面も十分にある。

エルウェーオージャは昨年の兼六園ジュニアカップの勝ち馬。今回のメンバーでは唯一の重賞勝ち馬だ。その後も兵庫ジュニアグランプリで3着、ゴールドジュニアで2着と重賞経験は豊富だ。前走、名古屋のスプリングカップでは折り合いに苦労した影響で最後の脚はいつものキレが無かった。中間の雰囲気は良好で追い切りの動きも活気があっただけにスンナリと折り合えれば勝つチャンスも十分にある。同厩舎のオオエライジンの為にも勝ちたいレースだ。

グリーンアイズは昨年の園田ジュニアカップで2着に入った馬。そのレース振りからもオオエライジンが戦線離脱した今では力はトップクラスだ。しかし前走ではいつものような伸びが見られず3着に敗退してしまった。最終追い切りからもまだ万全の状態とは言えない。実力はこのメンバーでは最上位なので軽快は必要だが今回は多少割り引きが必要だろう。

ナナクサは昨年にホッカイドウ競馬から転入してきてから馬券圏内を一度も外していない。前走ではスンナリとハナに立つとホクセツサンデーやグリーンアイズを退け鮮やかに逃げ切った。中間も至って順調で追い切りも軽快な動きで依然好調さをキープしている。内枠を利して逃げを打てれれば前走の再現があってもおかしくない。

※11R5番 グリーンアイズは出走取消となりましたので、ご注意ください。