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2011年3月27日   ファイナルグランプリ (福山競馬)  

福山競馬   第10レース   南国土佐の鬼脚!!ジョインアゲン
福山エース・樋本輝明

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高知16戦12勝で黒潮マイルチャンピオンシップ連覇の経歴を誇る鬼脚ジョインアゲンでV不動。明けて9歳だが、スピード、破壊力は全国レベルで断然の競走スケール。早め好位に構えて独走戴冠のムードだ。ジョインアゲンの難敵は地元最強の快速クラマテングだ。福山大賞典の覇者であり、今春の桜花賞で3連覇をもくろむ名ランナー。どう猛な逃げでジョインアゲンに待ったをかけるか。いずれにしても一騎打ちか。二強に割って入るとすれば道中の折り合いがスムーズになり、終いの脚に威力アップのウォーターオーレ、4歳最強フォーインワンの2番手流れ込みか。昨年の覇者ビービーバイラも中団のインからしぶとく迫りそうで連対マークは必要だ。

《レースはこうなる》もちろんアドバンテージはクラマテング。ただ今回はフォーインワンが体調アップで勝ちに行く算段でクラマテングの逃げをぴったりマークか。3番手にはコロネット、そしてその直後に高知ジョインアゲンが大名マーク。ウォーターオーレは中団から折り合いをつけることに専念。ビクトリーヒマワリ以下、ビービーバイラフジノアリオンハードフォーレルあたりが中団に構え、ウィークリーショウが最後尾からの追走になりそうだ。逃げるクラマテングフォーインワンが食らいつき、三分三厘からはジョインアゲンのスパート開始で一気にペースアップ。4角ではジョインアゲンが一気に抜け出すか。2着争いは横一線になりそうだ。

ジョインアゲン 昨年秋に黒潮マイルチャンピオンシップで岡田騎手とコンビを組み、あのフサイチバルドルに4馬身圧勝で輝く連覇。地方ダートグレードの常連でもあり、その競走スケール、追い出してからの破壊力は別次元。先週の高知戦から中6日の強行軍だが、これは予定の行動。連斗の疲れひとつみせず、ド迫力の攻め馬を披露して出来最高潮をアピール。心臓破りのマクリで一気に独走戴冠か。
(雑賀師)中6日の強行軍だが、連斗は予定の行動。前走はあくまで追い切りがわりに使っし、昨年の3月に福山へきた時より出来は雲泥の差。あの時は脚部不安で状態は五分程度しかなかった。いまの状態、潜在能力を考え合わせると負ける要素はないはず。自信を持って臨める。

クラマテング 福山大賞典の覇者であり、今春の桜花賞で3連覇をもくろむ瀬戸内の最強ランナー。マイル争覇のあとはここ一本狙いのローテで仕上げられてきただけあって、V獲りへ磐石の仕上げだ。前走はあくまで馬体に余裕を持たせた使われ方だったし、フォーインワンにスタートから絡まれる厳しい流れ。ゴール前ではさすがに脚が上がったものの、負けなかったあたりがさすがというべきか。今回はパーフェクトな態勢に加え、忙しい流れのマイルよりも1800がピッタリと合うタイプ。
必殺逃げで高知ジョインアゲンを脅かすか。いずれにしてもマッチレースの公算大だ。
(世良助手)ここへ向けて仕上げてきたし、前走時をはるかに凌ぐ出来だ。距離は長ければ長いほど味の出るタイプ。ベスト距離は2250だが、1800でも力は出せる。高知が強そうだが、加速力はこちらが一枚上。あとは﨏畑くんの鬼迫に期待している。

ウォーターオーレ 昨年の夏は猛暑で完全に体力が消耗。スランプ状態が深刻だったが、寒い時期になって長いトンネルから脱出。タイプ的にはスプリント派で1800でどれだけの脚を使えるかだが、道中スムーズ折り合って終いのひと脚を生かし切るレースパターンになれば突っ込みの可能性も出てくる。体のハリ、歩様も上向いてムードは上々。黒川騎手も野心満々でキナ臭いムードが立ちこめている。
(黒川騎手)冬場になって歩様が上向き、気分の乗りもグンとアップ。いまは差し競馬に徹底しているが、道中折り合いがつくようになったので終いの脚に威力アップ。難敵揃いだが、密かに狙っている。

フォーインワン 福山大賞典2着のあと、全身疲労で一頓挫。ここ2戦はハードに鍛え込めなかったことがスタミナロスにつながったが、じわじわピッチを上げて調整してきた効果がようやく現れてきた。まだは万全ではないが、一時期の低迷から脱し、ムードは上向き。ダービー、鞆の浦賞の2冠を制した4歳の最強馬だし、先行マクリの威力絶大。平均ペースで流れる1800㍍の競馬も得意中の得意。今回こそが狙い目だろう。
(楢崎騎手)低迷期が続いたが、ようやく体力が回復して鍛え込めるようになった。道中スムーズに立ち回れればバテない脚があるタイプ。ペースに乗れればいい勝負に持ち込めそうだ。

×ビービーバイラ 昨年の覇者であり、勝負強いレース巧者として福山の牝馬界をリードする実力派ランナー。体つきがスリムで毛づやも平凡に映る現状だが、とにかく実戦駆けする点が頼もしいばかり。中団づけのイン強襲には定評があり、スムーズに内々のパターンに持ち込めればバテない脚で人気どころを脅かす怖さが…。最大惑星だろう。
(木村助手)前走のリフレッシュ効果で歩様がかなり回復。最近のなかでは一番の状態といえるし、暖かくなって毛づやも徐々に上向きつつある。
イン強襲が十八番なので内枠を引き当てたい。内枠なら善戦以上のシーンがあっても…。

 フジノアリオン オープンで5勝の経歴を誇るが、ここ2戦が見せ場なしのガタ負け続き。絶好調のピークが完全に過ぎ、連戦疲れを感じる昨今の走り。体そのものも緩んでおり、復調までには時間がかかりそうなムードだ。
(江口師)体の傷みが激しかったが、徐々に回復しつつある。とはいえ、まだ調整不足で全体的に馬が重い。いずれはよくなるだろうが、いまは調整段階なので…。

 コロネット 通算11勝のうち、10勝までがマイル戦でマークしたもの。典型的なスプリント派で1800のレースだとスタミナ面に弱点を抱えている。スムーズに先行することさえ難しく、距離の対応力を考えると見せ場以上は…。善戦以上は望み薄だ。
(周藤騎手)引き続き安定した出来をキープしているが、さすがにこのメンバーだと力関係でどうなのか。それに距離はマイルが守備範囲で1800は微妙に長いという印象。強気になれないのが本音で…。

 ウィークリーショウ ここ3戦をみると体力面にかげりが現れてきた印象。長い脚を使えなくなっており、連戦続きで疲労の蓄積が顕著。追走に苦しむ現状からは強気になれないのが本音だろう。
(木村助手)攻め馬の感じはけっして悪くないが、レースへ行って結果を出せないのが不満。ひと頃ほどの勢いがなく、オープン相手では追走に苦しみそう。あくまでオリンピック精神で臨むしかない。

 ハードフォーレル 牝馬ではビービーバイラに次ぐ福山の№2。ただカイ食いの細いタイプで体の線がスリムに映りすぎる昨今。昨年の菊花賞3着時からみれば大幅なトーンダウンで追走に泣かされるか。現段階では微妙だ。
(藤井厩務員)カイ食いアップで体は肥えつつあるが、肝心要の調整がまだイマイチ。ハードに鍛えられないし、メンバー構成もかなり骨っぽい。入着があればだろう。

 ビクトリーヒマワリ 予備登録からの繰り上げ出走。B2から一気にオープン相手で条件面が厳しく、忙しすぎるペースに音を上げそうなムード。あくまで参加に意義の形だ。
(野田騎手)いまの格付けがB2。クラス的に不利な立場だし、当たって砕けろの精神で臨むだけ。勝負強い牝馬だが、このメンバー相手にどこまでやれるか…。
 

おすすめ買い目

馬単 2→10 2→3 2→8 2→4 10→2 10→3

 

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