Odds Park 競馬

今回のA2クラスは良いメンバーが揃った。その中でシンボリブラントを推奨する。前走では最速の上がりで一気に追い込んできた。今回は追い切りで絶好の動きを見せ、仕上がり状態は良好だ。相手候補は距離短縮で前進見込めるワンダープロと昇級でも差は無いマッハタイザンの2頭。他に勝ち切れないが相手なりに走れるシルクユニヴァースや前走鮮やかに逃げ切り勝ちで勢いに乗るタマモハーバーも虎視眈々と狙っている。

シンボリブラントは前走鋭い末脚を発揮して3着だった。道中は最後方から進め、4コーナーでもまだ中団。そこから鋭い脚で3着までやってきた。ペースはさほど速くなかったことを考慮すると評価できる内容だ。その後も至って順調で最終追い切りでは松平騎手を背に豪快な動きを見せた。今回は前走よりも先行馬が揃っているので展開が向きそうだ。渋った馬場も苦にしないタイプなので馬場が悪くても自慢の末脚を削がれることは無い。豪快な差し切り勝ちを期待。

ワンダープロは今回が転入2戦目。前走は1700ｍを使い、道中は頭を上げたりして明らかに折り合いを欠いており、距離が向かなかった感がある。この中間は併せ馬での追い切りを2本消化した。その2本とも動きは良く一度叩かれた上積みは大きい。JRA時代はダートの1200ｍ戦を中心に使われているので今回の距離短縮はプラスに働くだろう。良い頃の状態に戻っていればアッサリ勝ってもおかしくない。 マッハタイザンはデビューからずっと園田で走っている生粋の兵庫県馬。そして16戦して常に3着以内で安定度は抜群だ。前走は向正面から鞍上の下原騎手が持ったままで進出して3コーナー過ぎで先頭に立ちそのまま押し切った。調教の雰囲気は相変わらず良く好調さを維持している。自身初のA2クラスでの戦いになるので今回が今後に向けての試金石になるだろう。

シルクユニヴァースはなかなか勝ち切れないが常に相手なりに走れる馬。兵庫に転入してきてから掲示板を外したのは1回だけと安定感十分。位置取りも自在に立ち回れるのでどこからでも競馬が出来る。前走の昇級戦でも4着でここのクラスに入っても通用することを証明した。連軸の候補として押さえておきたい1頭だ。

タマモハーバーの前走は転入初戦だったが鮮やかな逃げ切り勝ちだった。その後も順調で追い切りでは前走時よりもタイムは掛かっていたものの動き自体は前走以上だった。ダートの重馬場成績も2戦2勝と渋った馬場との相性も良い。今回は同型の馬が数頭いるがスンナリとハナを切れれば連勝出来るだろう。