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2011年2月13日   クイーンカップ(福山牝馬特別トライアル) (福山競馬)  

福山競馬   第10レース   女王最短!!根性娘ビービーバイラ
福山エース・樋本輝明

fukuyama10.jpgまさにV候補乱立の女王決定戦だ。主役不在で好配のムードだが、狙いは2年連続リーディングジョッキー、楢崎鞍上でビービーバイラだ。好相性の楢崎騎手なら好位のインに構えて直線一気に突き抜けるか。女王最短。当面の敵は破壊力でハードフォレールだ。使い減りするタイプでレース当日の馬体重が問題だが、極端に目減りしていなければバテない脚で首位争い当確。馬体重がカギ。他ではマイル巧者マルサンサイレンスの切れ味、良化途上でも実力上位サンディナナの勝負強い脚、格下でも速い脚でモナクランベルの流れ込みにも用心が必要だろう。

レースはこうなる》 加速力を利してフェミニンワイルドモナクランベルが先行策を取り、トミノプラネットライトオブマリアも速い脚で好位を形成。人気のハードフォーレルビービーバイラは前の出方をうかがいながらの待機策。特にビービーバイラは十八番のイン強襲狙いで楢崎騎手は終始インに構えてじっくり乗りこなすか。サンディナナは最内枠を利して中団位置に取りつきそう。マルサンサイレンスは例によって後方待機から三分三厘スパートの作戦。勝負どころからペースが一気に上がり、ハードフォーレルがいち早く先行グループを捕らえにかかり、ハードフォーレルが動くと同時にビービーバイラマルサンサイレンスもGO指令で一気に先行集団に取りつき、直線は横一線のムード。インを巧みに突きそうなビービーバイラに分ありの一戦だが…。

ビービーバイラ 昨年のファイナルグランプリで一流ランナーの仲間入り。オープンで通算2勝、二着3回を誇る勝負強いレース巧者で好位、中団づけのしぶとい走法に定評。昨秋に歩様悪化で一頓挫あったものの、無理使いを避けたことで状態が徐々に回復傾向。まだ万全ではないが、ひと頃のスランプからは完全に脱した。前走は外枠で位置が取れずに不完全燃焼のパターンだったが、それでも直線ではラスト100㍍まで大接戦の2着争い(結果は勝ち馬にコンマ6差の7着)に加わっていた。牝馬限定でペースに乗れそうだし、瞬発力勝負のタイプで距離もマイルがベスト。中団のイン直撃で女王獲りへ前進。

(木村助手) 前走は外枠でスムーズに位置が取れずに苦しんだが、けっして内容は悪くなかった。この中間もリズミカルな歩様で一時期からみるとムードは上げ潮。インから強襲のタイプで、できれば内枠が理想。内枠でも引いて自分の型にハマれば牝馬限定のレースで勝ち切る可能性も十分出てくる。もちろん期待している。

ハードフォーレル 前々走の年明け2戦目が連斗でマイナス6㌔もの馬体減。使い減りするタイプでこの馬の場合は適度のレース間隔が必要だ。前走がそうだったようにある程度のレース間隔があれば馬体減りする不安はなく、440㌔半ばの馬体重をキープしていれば勝負強い末脚で首位戦線に浮上か。昨年の秋には菊花賞でアワヤ2着のシーンを演出するなど、追い出してからのパワフルな脚は魅力十分。馬体減りさえなければきわどいレースに持ち込めるはずだ。瀬戸内のファイター、周藤直樹の鬼迫にも熱視線。

(周藤騎手) 動きの反応がよく、ムードは良好。もう少し馬体が肥えてくるとさらに威力を増すタイプ。レース当日の馬体重にもよるが、極端な目減りがなければいい勝負に持ち込めそうだ。

マルサンサイレンス 昨年の菊花賞4着で一躍評価を高めた牝馬の切れ者。冬場になって毛づやが悪化していたが、寒波が去ってじわじわながら体力が回復。昨暮以降のなかではピカイチの好体調だし、過去13連対がすべてマイル戦で距離に絶対的な自信。豪快なマクリ脚に定評があり、前がモツれる流れになればしめたもの。直線矢のような突っ込みが脅威だ。

(弓削師) 冬場に弱い牝馬で体調に狂いが生じていたが、ようやく回復傾向。ピーク時からみるとまだ物足りなさは残るものの、前走の内容なら九分近い回復したとみていい。馬体重の割りに体つきがスリムで距離はマイルが守備範囲。流れ次第で馬群を割るだけの切れを備えており、チャンスは十分にある。

サンディナナ 過去にオープン2勝の実績。根性娘として福山牝馬レースの主役として君臨した実力派。ただ昨年の大賞典で脚部不安を訴えて急遽取り消しの憂き目。放牧でリフレッシュして夏に再起したものの、脚部不安の後遺症がいまだ尾を引いているといった印象。パンとした状態なら能力的に勝ち負け線上の1頭だが、依然としてトンネルから抜け出せない現状。潜在能力の高さで圏内視も、取捨選択は微妙。

(楢崎騎手) 能力では胸を張れるが、まだまだ状態に頼りなさが残る。この馬本来の勝負強さが影をひそめており、復調までには時間がかかりそうなムードだ。

トミノプラネット 福山の牝馬を代表する名マイラー。この中間の動きにぎこちなさも、使える態勢ならスピードレベルの違いで首位戦線を賑わせる可能性も。レース当日の歩様がある程度スムーズなら大きく狙ってみる価値も。出来自体は下降線も、一概に捨て切れない。

(吉井勝師) 動きが硬く、ハードに乗り込めなかった。力関係では胸を張れるが、今季は脚部の状態がイマイチ。能力でどこまで補えるかだが、自信が…。

フェミニンワイルド 加速力に威力があり、先手必勝とばかりに飛ばすか。ただ前走のように三分三厘までマイペースの逃げに持ち込むことが難しいメンバー構成。マークが厳しくなりそうで直線失速の不安がついて回る。スピードは認めるものの、展開的に前残りの可能性は…。

(渡辺師) ここへ備えて仕上げてきたし、体調面は九分どおり。あとはどう自分のペースに持ち込めるか、4角までスムーズに行かせてもらえればソコソコあってもいいのだが、それにしてもメンバー構成が強烈で…。

×モナクランベル 前走A3が絶好の2番手キープから3角過ぎに一気失速。あの内容をみるとクラス的な壁が…。ただ救いを求めるとすれば競走センスのよさだ。2番手からでもこなせる柔軟性があり、スムーズに立ち回れればギリギリ前残りシーンも。好配狙いならここ。

(鎌本助手) 仕上がりはいいムードだが、メンバーを考えればスムーズに先手というわけにはいきそうにもない。体調のよさでなんとかがんばらせたいが、力関係でどんなものか…。

パラダイスプラム
 無類のマイル巧者でこの距離だと大バテしない強み。ただ今回は牝馬の最強メンバーがズラリ顔を揃えた。自分のペースで好位マークというパターンの競馬が難しく、スタートからペースの違いに泣くか。力関係で一歩見劣る印象で…。

(木村助手) 動きの反応がよく、体調に関しては申し分がない。距離もマイルがベストでそれなりには動けそうだが、それにしてもメンバーが骨っぽい印象で…。

ライトオブマリア マイル戦に好実績も、今回は牝馬最強クラスで厳しい条件。速い脚で見せ場は作れそうだが、それ以上となると…。あくまで入着ラインか。

(檜山龍師) 寒い時期になっても体力が落ちない点が心強いが、さすがのこのメンバーに混じると力関係での見劣りは否定できない。出来のよさでどこまで耐えられるかだが…。

ルナアーケード 明けて8歳の牝馬で峠を越したというイメージが強い。マイルなら一瞬脚を使うが、それでも年齢的な衰えは隠せず苦戦は避けられそうにない。

(徳本師) 馬体が肥えてひと頃よりも体調はいいが、それにしてもメンバー構成が強力すぎる。ペースに泣かされそうだし、オリンピック精神で臨むしか…。

おすすめ買い目

馬単 4→5 4→3 4→1 4→6 5→4 5→3

 

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