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2011年2月 9日   園田ユースカップ (園田競馬)  

園田競馬   第9レース   2歳王者オオエライジン満を持して始動
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋

sonoda06.jpgNHKマイルカップトライアル地区代表馬選定競走として行われる今回の一戦。本命はオオエライジン。ここまで4戦4勝のパーフェクト成績で、園田クラシック戦線を牽引する存在。前走の兵庫ジュニアカップはスンナリハナを奪うと終始一人旅。勝負所で並びに来た2着馬を直線でアッサリと突き放すとゴール前では騎手が手綱を緩めるほどで、着差以上に余裕を感じさせる内容だった。前走後からここを目標にシッカリ調整されており、その過程を見ると近走の中では一番充実しているように思える。5連勝へ向け死角無しと見る。笠松所属コアレスバトラーも成績的には決してヒケは取らない。ここ2戦は古馬との混合戦だけに内容は度外視していいだろう。他ではレース振りに安定感が出て来たマルヨロイヤル、昨年の園田プリンセスカップの勝ち馬リジョウクラウン、前走JRA交流戦圧勝のマルヨキャプテン。折り合い次第ではアイボリーブラックの粘り込みも。

オオエライジン…前走後からここを目標に定め1月前半はユックリと調整。調教のピッチが上がってからは追い切りも順調にこなし、最終追い切りはBクラス古馬と長めから併せでキッチリと先着。質量ともに前走以上の調整を消化とまさに非の打ち所がない仕上がりだ。不安を抱えながらでも全て余裕の勝ち振りを見せる同馬だけに、今回の仕上がりでどんなパフォーマンスを見せるのか益々期待感が高まる。

コアレスバトラー…北海道から笠松に転入してきてから5戦3勝(JRAを除く)。負けた2戦も古馬との混合戦でのもので、同年齢馬相手では負け無しの成績。前走から間隔が詰まっている点で評価は下げたが、JRA挑戦で遠征競馬を経験した事はここに入れば大きな強み。加えて園田コースを熟知した川原騎手を背に迎えられた事もまた大きな材料。アッサリ決めても不思議のない素質馬だ。

マルヨロイヤル…やや詰めの甘い感じを残していた同馬も、ここに来て末脚に安定みが増してきたように思える。特に3走前の向正面から一気に捲って見せた切れ味はまさに豪脚そのものだった。前走は道中ジックリ構えすぎた感があっただけにまだ見直しの効く範囲。どちらかと言えば前が引っ張っていってくれるような展開がベストだが、スローの上がり勝負でもそこまで大きくは崩れない、まさに堅実派。切れ味を武器に逆転を狙う。

リジョウクラウン…昨年の園田プリンセスカップ制覇以来なかなか思うような成績が残せていないが、ペースに泣かされ続けている事も事実。反応にややズブとい面を見せるだけにどうしても前に取り付けづらく、スローの上がり勝負では少々分が悪いタイプ。今回もあくまで展開次第ではあるが、牝馬限定ながら重賞を制した決め脚はここに入っても大きな武器。末脚に賭ける競馬で虎視眈々と狙う。

マルヨキャプテン…今回初めての輸送競馬に加え初めての重賞挑戦。それだけに評価は下げざるを得ないが、前走のJRA交流戦での圧勝内容はさすがに無視できない。他の遠征馬とは違い、中間もシッカリ追い切りを消化している点も好印象。侮れない存在だ。

アイボリーブラック…入厩当初から雄大な体付きが目を引き、素質は相当と評価されていたのだが、デビュー戦勝利後は目立った成績が残せていない。ただ、有り余るスピードが条件戦では折り合いを欠く格好になってしまい、素直に力が発揮できていないようにも感じる。重賞のペースがうまくハマれば大駆けも。

おすすめ買い目

馬単 7→8 8→7 7→3 7→9 7→1 7→6

 

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