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2022年9月27日   第33回 秋の鞍(SP1) オープンサラ系3歳 別定 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   底が知れない エコロクラージュ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg 全国交流競走として再開した2015年以降の過去7年で地元馬が5勝、他地区馬が2勝と珍しく?名古屋勢が奮闘しているレースだが、東海三冠を制したタニノタビトが10月2日の盛岡・ダービーグランプリに矛先を向けたこともあり、今年は随分と旗色が悪い印象だ。強者揃いの遠征勢では兵庫・エコロクラージュが筆頭格だろう。何しろデビューから無傷の6連勝で園田オータムトロフィー勝ち。兵庫ダービー馬バウチェイサーを一蹴したのだからそのポテンシャルの高さが窺い知れる。好位でためを利かせて直線ひと伸びで決めるソツのない取り口から初馬場も気にならないし、中間の調整も順調と聞く。連勝を『7』に伸ばす公算が大きいか。これに続くのも兵庫・バウチェイサーで、初馬場がいい刺激になって最後まで集中して走れば。3カ月ぶりで太め残りだった栴檀特別(3着)を叩いてここに照準を合わせたアンティキティラは旧コースではあるが若草賞で名古屋遠征を成功させている。他の2頭も実力馬で軽視はできないが、大井・ヒストリックノヴァはエーデルワイス賞と東京2歳優駿牝馬で各2着ながら3歳になってからの成長度がひと息。金沢・エムティアンジェは昨秋にラブミーチャン記念とライデンリーダー記念を制するなど東海地区を席巻したが、4月以来の実戦では肩入れしづらい。これらとの比較なら地元勢も互角以上か。岐阜金賞で三冠馬とアタマ差の激闘を演じたコンビーノ、駿蹄賞とダービーは距離の壁に泣いたレイジーウォリアーも一回り大きくなって帰ってきた。これらにも食い込む余地はあるとみたい。

◎(5)エコロクラージュ…下級条件はスピードで圧倒していたが、ここ2走は好位ひと差しで快勝。瞬発力と勝負根性を兼ね備えた逸材だ。距離やコース、展開に注文が付かないのは強みで、鞍上に兵庫リーディングの吉村騎手ならまず勝ち負けになる。

○(9)バウチェイサー…兵庫ダービーを4馬身差で圧勝しながら園田オータムトロフィーで不覚を取った。ただ、これは気性的な難しさが出た様子で、引きずることはないか。川崎、笠松、大井と遠征経験が豊富なのは心強く、集中して走れば逆転まで。

▲(4)アンティキティラ…若草賞での4馬身差圧勝劇は記憶に新しいが、その後は黒潮皐月賞は2着ながら高知優駿は5着止まり。距離の問題か状態の問題かは定かでないが、3カ月ぶりをひと叩きしたローテに好感が持てる。復活なれば脅威の存在に。

△(2)コンビーノ…東海ダービーは鼻出血でエントリーすら叶わなかったが、5連勝で準重賞のけやき杯勝ち。岐阜金賞では三冠馬を最後まで苦しめた。逃げ差し自在の脚質で先行激化は望むところ。厩舎先輩の昨年覇者トミケンシャイリに続くか。

×(1)レイジーウォリアー…年明けから若獅子盃、新春ペガサスカップと連覇するも春本番の駿蹄賞やダービーまでは勢いを継続できず。距離の壁にも泣いた印象。放牧明けでぶっつけ本番だがパワーアップしての帰厩で、適距離でハナを切れば侮れぬ。

×(12)ヒストリックノヴァ…2歳時の活躍を思えば、3歳になってから(0106)はいかにも物足りない。ただ、層の厚い南関東の短距離路線だけに簡単に切り捨てるのは危険かも。笠松の渡邊騎手なら最大限に持ち味を引き出してくれるはず。

おすすめ買い目

馬単 5→9 5→4 5→2 5→1 5→12

 

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