Odds Park 競馬

　マイル争覇で離されながらも３着と好走したタイキメサイアを主力視するのが無難な狙いだろうが、転入初戦時のような絶好の追い切りとはいかなかった。当地ならば大きなところも視野に入る逸材だけに、復帰初戦から全開の必要はないのかもしれないが、今回に関しては他馬にも付け入るスキはあるか。逆転候補としてウォーターリベルテに白羽の矢。昨秋から好内容のレースを続けて前走のアメジストオープンでも３着。アドマイヤムテキやカツゲキキトキトといった古豪に詰め寄ったのは自信になったことだろう。どちらかと言えば1600ｍの方が良さそうな気もするが、２走前の走りができれば1400ｍでも能力発揮に支障はない。主力２頭を追うのは完全復活が待ち望まれるウインハイラント、クラス慣れして再上昇のディンゴ。今津勝厩舎のニジイロとヘブンリーデイズも意欲的な追い切りを消化。上位が失策すれば食い込む構え。

◎(２)ウォーターリベルテ…乗り難しさがあって以前は岡部騎手が跨った時に良績が集中していたが、友森騎手が手の内に入れて安定した走りができるように。前走では初めてのオープンでも０秒４差３着に詰めたし、適鞍に戻れば前走以上は当然だ。

○(４)タイキメサイア…転入初戦でＡ－３特別を７馬身差で飾ると、続くマイル争覇も３着。強い勝ち馬を追い掛けたぶん甘くなったが中身の濃い内容だった。前走後は短期放牧へ出して乗り込んでの帰厩。追い切りの動きは意外に平凡だが地力を信頼。

▲(８)ウインハイラント…2020年の暮れに東海ゴールドカップを制したが、昨年は順調に使い込めず未勝利に終わった。10月に復帰後は煮え切らないレースが続く。そろそろ復活の狼煙を上げたいが…。外めすんなりでリズム良く走って変身がないか。

△(３)ディンゴ…一般編入後はＡ－４特別までは順調にクリアしたが、年末のＡ－２特別で壁にぶつかった。ただ、チークピーシズからブリンカーに替えて５、３着と軌道を修正してきた。脚質に自在性あり距離の長短も不問。力を出し切れば争覇圏へ。

×(９)ニジイロ…３歳時には兵庫クイーンセレクション、東海クイーンカップの２つの重賞を制した俊英だが、同年の夏以降は道営→兵庫→南関東と渡り歩いて入着が２回あるだけ。成長度に疑問符は付くが攻め馬の動きは決して悪くない。軽視は不可。

×(５)ヘブンリーデイズ…転入後は（０１３４）と未勝利ながら随所に脚は魅せている。ただ、馬券絡みは全て人気薄のものでアテにしづらい面がある。３カ月ぶりの実戦で無事に使っている馬との差はあるが、追い切り通りなら初戦から動けていい。