Odds Park 競馬

　水曜日のメインレースはオープンクラスの1400ｍ戦。約１ヵ月後に行われる兵庫ウインターカップの前哨戦。本命は(９)ナチュラリー。前走も自分の競馬で勝ち切っていた。距離延長がカギになるが単騎逃げなら押し切れるだろう。相手候補は変わり身十分の(５)サンライズハイアーと上積みが見込める(８)ハナブサの２頭。他には展開が向きそうな(７)バイラや勢いに乗っている(10)アカリン、乗り込み入念の(３)ケプラーが続く。

◎　(９)ナチュラリー…地元デビューの生粋の兵庫県馬で重賞を５勝している快速馬。過去には兵庫ゴールドカップ(18年、19年)や兵庫ウインターカップ(19年、20年)を連覇している。昨年はなかなか勝ち切れずにいたが、前走の園田1230ｍ戦で逃げ切って久々の勝利。その後も順調に調整されてきた模様で追い切りは好時計で駆け抜けている。本来は1230ｍ戦の方がベストではあるが、姫路ではその距離のレースが無いのでこの距離を選択。昨年のこの時期にはそれでもシッカリ勝っているので心配は要らないだろう。同型馬との兼ね合いが最大のポイントになってくるが、スタートの速さは兵庫在厩馬の中でトップクラスの馬なのでスンナリ先手を取ることができるだろう。単騎の逃げが叶えば渋太く粘り込めるだろう。

〇　(５)サンライズハイアー…休み明け後は６着、６着、８着と今ひとつの結果が続いているが、休み前には好走していたので能力的には十分通用する。追い切りでは併せ馬では軽快な動きを披露しシッカリと先着をした。馬の雰囲気も前走以上で徐々に良い頃の感じに戻りつつある印象。以前のように好位から脚を使えれば上位争いに加わってきてもおかしくない存在。

▲　(８)ハナブサ…前走は転厩＆休み明けに加え斤量が58キロという点も堪えた感じがした。しかも早めから有力馬が来る展開で３コーナーでは狭くなる不利も重なってまったく参考外のレース内容。一度使ったことで追い切りの時計も良い頃に戻ってきている印象。能力的にはここに入ってもまったく引けをとらない。唯一気になるのはＪＲＡ在籍時以来の輸送競馬。そこさえクリアできれば勝ち負けは可能だろう。

△　(７)バイラ…前走は展開の助けもあったが終いの脚の切れは凄かった。今回も同じ距離を使う点は好感が持てるし、逃げ馬が複数いて流れもこの馬に向きそうな予感。中間もシッカリと乗り込まれている模様で最終追い切りではなかなか優秀な時計をたたき出している。前走の様な形の展開になれば一発ありそう。

△　(10)アカリン…現在４連勝中と今回のメンバーのなかで一番勢いに乗っている。特に２走前のＪＲＡ交流戦では番手追走から早めの先頭に立つと直線では後続を抑えて完勝だった。この中間も変わりなく順調に乗り込まれており、追い切りの動きは力強かった。ナチュラリーやサーティグランドなど同型馬がいるので自分の競馬ができるかどうかと気性的に乗り難しい馬なので初騎乗でうまくいくかが気懸かり。そこをクリアできれば５連勝は見えてくる。

△　(３)ケプラー…前走は約１年の休み明けだったし、勝ち馬はその後ＪＲＡ交流を快勝した馬で２着馬は過去にダートグレード勝ち経験がある馬だったのでそれを考慮すれば上々の結果と言える。一度使ったことで攻め気配が良くなり追い切りでの動きも良化している。中間も入念に乗り込んで仕上がり状態は良い。変わり身があってもおかしくないだろう。