Odds Park 競馬

　火曜日のメインレースはオープンクラスの1400ｍ戦。この距離で実績のある馬が揃い、なかなか面白いメンバー構成。来月末に行われる園田ウインターカップに向けて前哨戦といっても良いだろう。本命はメイプルグレイト。前走の勝ち馬が今回もいるが、斤量差が２キロあるので逆転可能。２走前の様な競馬ができれば勝ち負けだろう。相手候補は休み明けの成績が良いエイシンデジタルと近走は安定感が出てきたバイラの２頭。他には差し脚が魅力のイルティモーネや斤量増がカギだが、前走圧勝したミカエルシチーがその後に続く。

メイプルグレイトはＪＲＡから転入初戦だった２走前がマイペースで逃げて後続を寄せ付けなかった。前走の1230ｍ戦では勝ち馬には引き離されてしまったが、直線ではこの馬なりに伸びていたし、最後は差されてしまったがゴール前まで２番手を踏ん張っていた内容は良かった。レース振りを見る限りでは理想は２走前の様に逃げる競馬。前走の勝ち馬が今回もいるので一筋縄にはいかないが、前走時は同斤量だったことに対し、今回は２キロの斤量差があるので行き振りも変わって逆転が可能。

エイシンデジタルは兵庫に転入後、常に掲示板に載っている。前走の金沢スプリントでは向正面は内から進出をし、直線では外に持ち出すとシッカリとした伸び脚で勝ち馬に迫っていた。今回は約半年振りの競馬でしかも園田競馬場の本馬場が改修工事をしていることで内馬場でしか調教できない状況ではあるが、放牧先で乗り込んでいた模様。能検では上々の動きを見せていたし、増えていた馬体も輸送で絞ることができそう。３ヶ月以上開いて出走したレースは２戦２勝と久々を問題にしない点も魅力。今の姫路の馬場も有利に働きそうなので一気に差し切る可能性十分。

バイラは10月のA1A2混合戦で快勝後は２走連続２着と安定感が増している。前走の1700ｍ戦は距離が長い懸念があったが好位のインで折り合いに専念すると直線ではしぶとい伸びで２着と上々の内容だった。それでも少し行きたがる場面もあったので今回の距離短縮はプラス材料。馬体重が増えてきている点が気になる材料ではあるが、今回は輸送競馬なのでうまく相殺されるだろう。スンナリ好位に付けることができれば上位争いは必至。

イルティモーネは重賞勝ちは無いが、一昨年の兵庫ゴールドトロフィーでは鋭い末脚でＪＲＡ所属馬相手に２着まで追い込んできた実績馬。前走は７着だったが、直線での伸び脚は鋭かった。今回は地元馬だけのメンバー構成なので追走はしやすそうだし、差し馬有利の今の姫路の馬場もこの馬にとっては好材料。先行馬が多く揃っているので展開利も見込める。馬群をうまく捌ければ一気に突き抜ける可能性大。

ミカエルシチーは年末の1230ｍ戦で８馬身差の圧勝。自分の競馬ができればこのクラスでは力上位ということを証明した。テンの速さはメンバーで最上位だし、今回も自分の競馬ができれば連勝も十分に狙える。しかし、今回は前走から斤量が２キロ増えるし、内の砂が深い馬場で最内枠に入ったこと、同型馬が多少揃ったメンバー構成と厳しい条件が揃っているので少し評価を落とす。