Odds Park 競馬

　３歳重賞の掉尾を飾る秋の鞍。１着賞金が７００万にアップ、距離も１４００ｍだとそれなりの顔が集まってくる。ステラモナークは世代屈指のスピードを誇り、３月の若草賞でその速さを披露済み。ヴァケーションは何と言ってもＪｐｎ１の全日本２歳優駿勝ち馬だ。ひと夏越した成長が楽しみなエストラードなどもいる。が、主役は東海地区の女傑・ニュータウンガール。盛岡のダービーグランプリと両にらみだったが、あえて短い距離のこちらに矛先。それが吉と出そうな気がする。手替わりで惜敗続きに終止符。村上、加藤聡一の若武者が駆るナムラマホーホ、マイネルドゥマンの食い込みが穴。

　ニュータウンガールはこの２戦も負けて強し。最近の走りだとこういう距離のほうが弾けそう。負けなしのコースで軌道修正。「ダービーグランプリという選択肢もあったが、ハミが敏感になってきたので路線変更することにした。涼しくなって状態も上がっているし、あらためて期待したい」。

　ステラモナークはのじぎく賞、兵庫ダービーで苦杯をなめたが、きっちり立て直して園田ＡＴを快勝。当地でもまたぶっ飛ばすか。「追い切りはノーステッキながら抜群の推進力。具合は前走よりもいいし、夏を越してパワーアップしたね。１４００ｍは久々だが、本質的にはこれくらいが合っていると思う。期待しているよ」。

　ヴァケーションは全日本２歳優駿勝ちの金看板。具合は悪くなさそうだし、やや掛かり気味なので距離短縮は好材料。一変も十分。「一度使って出来は良くなっていたので、あそこまで負けるとは計算外。今回はメンコを外していくから、これで行きっぷりは変わってくれるはず。力はあるし、とにかくここは結果が欲しいね」。

　エストラードは勝ち上がれなかったとはいえ中央未勝利（０２１４）だし、初の古馬戦もクビ差だが決めた。伸びしろに期待する手か。「引き続き雰囲気はいいし、満足のいく仕上がり具合にある。相手うんぬんはともかく、この馬のレースができれば結果はついてくると思う」。

　ナムラマホーホはコパノライダーと過程は似ているが、こちらのほうが差しは利きそう。秋の大一番で勢力図を塗り替えたい。「自身の出来は保てています。好位からの競馬もできますし、この相手でどこまでやれますか」。

　マイネルドゥマンは格付け２走目で結果。３歳同士とはいえ結構な相手だが、３走目でさらにといきたい。ロスなく運べる内枠を生かして。「休み明け３走目になりますし、この馬なりの出来は保てていますが、さすがにこの相手となるとどうでしょう」。