Odds Park 競馬

　今年から1900ｍもフルゲート12頭になり、そのように編成はされていたのだが、回避馬が出て結局８頭。しかし、大物こそいないものの、なかなかの粒ぞろいで大いに楽しめそうである。中では転入初戦の前走でさっそくメドを立てたスワーヴノートン。２走目、距離延長などでイチオシとしたい。近年の笠松重賞の傾向からして、名古屋のスパークルメノウ、ドリームスイーブル、兵庫のオオエフォーチュン、コスモヴァーズは好勝負必至だろう。印が回らなかった３頭も可能性十分だが、これらをうまく組み合わせて…が正直なところだ。

　スワーヴノートンは地方の砂も問題ないことを示したし、距離延長は望むところ。何かと上積みがある今回は早くも勝機が到来!?　「初戦で早々にメドをつけてくれたね。前走よりワンランク上の状態で臨めるし、長い距離の経験も豊富。ここも楽しみにしている」。

　スパークルメノウはブリンカー装着で覚醒。名古屋の馬場であのマクりはなかなかできない。コースも２走目。今度はひと工夫。「ここを目標に順調。先週早めに追い切ったけど、動きは上々だった。前走の走りを見ると小出しに脚を使うとよくないようだ。馬場を経験したことは大きいし、仮に逃げ有利の馬場だったとしても、つけた位置からマクる自分のスタイルに徹したい」。

　ドリームスイーブルはなかなか勝てなかった馬が名古屋に転厩してオープン勝ち。金沢・ＭＲＯ金賞馬が古巣で重賞２勝目を狙う。「追い切りは馬場の大外を回りましたし、こんなものでしょう。反応は良かったと思います。夏負けも徐々に抜けて良化気配ですし、古巣のコースですからね。上位争いは可能だと考えています」。

　オオエフォーチュンは兵庫ダービー３着など３歳重賞戦線で上位争い。格付け後は少々苦労しているが、前走を弾みに飛躍を狙う。「輸送を考慮して追い切りは先週行ったが、最後までいい動きだった。前走がいい勝ち方で、この中間の調整も至って順調。好勝負を期待しています」。

　コスモヴァーズは兵庫に移って７連勝が印象的。その後勝ち味薄だが、クラスが上がっても相手なりに走れているとも言えそうだ。「緩めず乗り込めているし、状態は安定。初馬場がどう出るかだが決め脚はそれなりに持った馬なので、ここも流れ次第でしょう」。