Odds Park 競馬

◆中央馬の評価

◇エルデュクラージュ……昨年４月までは（３１５８）だったが、６月以降は（４００２）。２勝クラスでくすぶっていた馬がリステッドのブリリアントＳを勝つまでに。続くスレイプニルＳも勝って2100ｍに自信を増し、交流重賞のここへ。地方の馬場は初めてになるが、最近のレースぶりからするとそう気にしなくてもいいのでは。

◇ロードゴラッソ……昨年夏から地方交流主体のローテで、３月に名古屋大賞典を勝つなど（１１１３）。だが、馬券を外したのはＪＢＣクラシックや東京大賞典だし、その前に阪神Ｇ３シリウスＳを勝っているから、一介の交流ハンターではない。前走・
エルムＳが案外だったが、久々で出遅れて流れに乗れなかったものと陣営に気にする様子はない。

◇ロードレガリス……未勝利を勝ち上がれなかったが、ブランクと大井を経てからは４連勝でアルデバランＳを制してオープンまで駆け上がった。前走・平安Ｓが案外だったが、その前走時より今回のほうが気配はいいとか。地方の馬場や距離は気にならない。重賞といってもこのメンバーなら馬群もバラけて追い上げやすいだろう。

◇ヒストリーメイカー……３歳９月と遅いデビュー。（０００２）で地方へ転じたが、金沢では（10３１１）でオープン下なら常に勝ち負けという活躍だった。５歳から中央へ戻り（４０２５）。リステッドの仁川Ｓを勝ったし、Ｇ２東海Ｓの６着以外はすべて掲示板を捉えている。相手なりの競馬もできるだけに、古巣で有力馬を前に見ながら隙あらば。

◇マスターフェンサー……結果はともかく、３歳時にケンタッキーダービー、ベルモントＳなどアメリカのＧ１競走を経験。帰国後は（３２０１）でオープン、重賞で勝ち負けするまでに。ブリリアントＳではエルデュクラージュのクビ差２着だし、マーキュリーＣではヒストリーメイカーに先着している。阪神、京都で勝ち鞍があり、中山でも好走が。右回りはそう気にしなくていいだろう。

◆地方馬の評価

◇ロンギングルック……牝馬ながら昨年の石川ダービーを制した男勝り。ただ、その後は３歳馬同士か牝馬同士のレースでしか勝ち鞍がない。牡馬、ましてや中央のオープン馬が相手では…。

◇ティモシーブルー……地方馬の前哨戦であるイヌワシ賞が４着といっても離されすぎだが、あれは勝った馬（リンノレジェンド）が強すぎただけ。自身も暑さの影響が残っていたとか。前走時からの上積みはある。昨年の５着以上を目指したい。

◇リンノレジェンド……昨年の大井・黒潮盃から地方交流重賞を４勝。いずれも勝ちっぷりがよく、ひと皮むけた感あり。マーキュリーＣは早めに捕まってしまったが、４角まですんなり行かせてもらえるようなら、もしかしないか。

◇ドリームリヴァール……９歳６月まで中央２勝クラスに在籍して（２５１36）。その後佐賀に転じて当初こそ３連勝と弾けたが、４走目からは２着が続くなどして（３４０４）。金沢（０００２）、名古屋に来てからも（０００３）。狙いづらい。

◇ホーリーブレイズ……オープンでは（０１１７）だったが、中央では都合（５２４18）。大井初戦を圧勝し、１番人気で臨んだ東京記念が３秒差７着。それだけで評価を下げるのもためらわれるが…。ちなみにブリリアントＳは11着だった。

◇リンクスゼロ……中央時はＪｐｎ２兵庫ジュニアＧＰ８着。朝日杯フューチュリティＳやアーリントンＣにも出走歴（16着、９着）。だが、ブランクなどもあって４歳秋には高知へ転出、Ｃ級暮らしが続いていた。笠松での結果も仕方ないか。

◇サウスアメリカン……金沢転入２走目にオープンを勝つと、６月には2100ｍの重賞・百万石賞勝ち。期待されたが、その後が案外。南関東ではＢ１で頭を打っていたし、ダートグレードでは甘くなさそうだ。

◆レースの見解

　交流グレードの顔的存在はいないが、逆に言えばこれから賑わしてくれそうな馬がそろった。４歳馬マスターフェンサーの素質か、成長力を見せるエルデュクラージュ、ロードレガリスかは意見の分かれるところ。その次にロードゴラッソ、ヒストリーメイカーとした。地方馬ではイヌワシ賞圧勝のリンノレジェンド、元中央オープン馬のホーリーブレイズだが、そう手広く買うわけにもいかず…。オッズと相談か。

◎マスターフェンサー
○エルデュクラージュ
▲ロードレガリス
△ロードゴラッソ
×ヒストリーメイカー