おすすめ注目レース

2020年9月10日   第5回 西日本ダービー3歳 ・オープンサラ系3歳 別定 (笠松競馬)  

笠松競馬   第11レース   地元馬に代わって準地元馬が迎え撃つ インザフューチャー
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

kasamatu05.jpg 愛知(名古屋)、岐阜(笠松)、石川(金沢)、兵庫(園田)、高知、佐賀6県の競馬場でデビューし、その所属で走り続けている3歳馬による交流重賞が「西日本ダービー」。2016年から各県の持ち回りで行われており、第5回の今年は笠松の番となった。ほぼ毎回、開催場の馬が馬券に絡んでいるが、今年の笠松勢は少々小粒。ここはお隣・名古屋のインザフューチャーに頑張ってもらおう。逃げれば相当しぶといし、そうでなくても前走は2番手から抜け出しているので。ここ目標にムードは悪くないので。遠征勢は兵庫イチライジン、金沢フジヤマブシ、佐賀ミスカゴシマ、同じく佐賀エアーポケットの順で注目してみたい。名古屋ビックバレリーナも少々。

 インザフューチャーは逃げれば驚異の粘り腰を発揮。ブランクで春の重賞戦線は棒に振ったが、前走を勝ってここへは予定通りか。最内ガンバルンの存在は厄介だが、モタつきながら抜け出した前走からして、番手になっても何とかしてもらおう。「前走後は短期放牧に出していましたが、これは予定通り。ここを目標に放牧先でも戻ってからも順調に乗り込んできましたし、仕上がりはいいですよ。ゲートに課題はありますが、1900mについては心肺機能が優れた馬なのでこなすとみています」。

 イチライジンは2歳暮れの園田ジュニアCを勝ち、菊水賞4着、兵庫ダービー3着。地元の園田オータムトロフィーよりくみしやすいとみてこちらへ? 初遠征でも競馬があるのに吉村騎手で来るからには。「前走後も順調に調整できたし、仕上がりはいいよ。初輸送や初馬場など心配な点もあるが、自分のリズムで走れさえすれば結果はついてくると思う。あとは良馬場で内枠が当たってくれれば」。

 フジヤマブシは地元のMRO金賞で石川、東海の両ダービー馬を差し切った。自信を増してここへ。距離は望むところ。小回り笠松もクリアしてみせる! 「ここを目標にしっかり乗り込んできたし、前走と変わらない状態で使えるよ。テンから行くよりもジッとしてしまいを伸ばす方がいいので、そういう競馬で笠松の馬場に合うかどうか。輸送も初めてなので何とも言えないが、いい走りをしてほしいね」。

 ミスカゴシマはかの地の1、2を争う存在で、九州ダービーこそ3着も、2走前は古馬を一蹴している。2歳時だが金沢遠征で2着があるのは強みだし、距離も小回りならこなせる。「連日入念に乗り込んで仕上がりは順調です。ここでの力関係が分からないし、距離もいくらか長いですが、力はある馬なので期待感は持っています」

 エアーポケットはタイトルこそないが、佐賀皐月賞3着に九州ダービー2着。4走続けての遠征となるが、逆に考えれば経験が生きてきそうだし、盛岡戦に続いて金沢の吉原騎手に依頼。不気味さが漂う。「遠征競馬が続きますが、調子は悪くありません。輸送も問題ないですし、速い時計は出しませんが力を出せる状態には持っていけると思います。相手関係がどうかですが、1つでも上の着順を目指してほしいですね」。

 ビックバレリーナは当初から強敵と走り、ニュータウンガールに冷や汗をかかせたこともある。ぶっつけになったし、展開は微妙だが、牝馬戦とはいえ全国交流・東海クイーンCを勝った実績を見直すべきかも。「放牧明けになるが、仕上がり早のタイプだし、同じくらいの馬体重か少し増えている程度で、仕上がっているよ。ハナを切れない展開も想定して調教を積んできているので、臨機応変に。今回はブリンカーを外して臨む予定」。

おすすめ買い目

馬単 9→12 12→9 9→8 8→9 9→7 7→9 9→3 3→9 9→4 4→9

 

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

 

地方競馬ならオッズパーク競馬